3行でいうと
- Galaxy AIは、Samsungのスマホなどに組み込まれたAI機能の総称で、アプリではありません。
- 公式は「基本機能は無料」と書き、今後の拡張機能には有料のものが含まれる可能性があるとしています。
- 使えるかは国、言語、機種、通信会社で変わり、多くはSamsungアカウントへのログインが必要です。
この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。この記事は公式の文書を読んでまとめたものです。
先に結論
- Galaxy AIは「アプリ」ではなく、Galaxyの端末に組み込まれた機能の名前です。写真の編集、通訳、録音の文字起こし、文章の校正などが含まれます。
- 料金について、公式ページの注記は「Samsungが提供するGalaxy AIの基本機能は無料です」と書いています。続けて、今後出る拡張機能や新しいサービスには有料のものが含まれる可能性がある、とも書いています。
- 「基本機能」とは、Samsungのサービス利用規約の「高度なインテリジェンス」の項に載っているサービスを指す、と公式の注記にあります。
- 使えるかどうかは、国や地域、言語、OSやOne UI(Galaxyの画面と操作の仕組み)のバージョン、機種、通信会社で変わります。多くの機能はSamsungアカウントへのログインが必要で、ネットにつなぐ必要があるものもあります。
何の会社の何か
Galaxy AIの提供元は、Galaxyシリーズを作っているSamsungです。公式ページの説明では、Galaxy S24シリーズに最初に載り、その後、いろいろな機種に順次広がってきました。ただし、Galaxy Aシリーズなど一部の機種は対象外と書かれています。
名前の整理をしておきます。
- Galaxy AI:機能の総称です。
- Bixby(ビクスビー):Samsungの音声アシスタントです。公式ページでは、Galaxy AIの機能の一つとして紹介されています。
- One UI:Galaxyの画面や操作の仕組みの名前です。機能によって、必要なバージョンが違います。
「主な対応デバイス」として公式の日本語ページに並んでいたのは、スマホのGalaxy Z Fold8、Galaxy Z Fold8 Ultra、Galaxy S26 Ultra、タブレットのGalaxy Tab S12 Ultra、Galaxy Tab S12+、時計のGalaxy Watch Ultra2、Galaxy Watch9、イヤホンのGalaxy Buds4 Pro、Galaxy Buds4です。「主な」と書かれているので、これが全部ではありません。手元の機種が対応しているかの全一覧は、確認できていません。
できること(公式ページの説明)
公式の日本語ページに載っている機能のうち、普通の暮らしに近いものを表にしました。条件は、ページ下の注記から拾っています。
| 機能名 | できること(公式の説明を言い換え) | 注記にある主な条件 |
|---|---|---|
| フォトアシスト | 写真の物や人を動かす、大きさを変える、消す。空いた部分をAIが埋める | ネット接続とSamsungアカウントが必要。保存すると、AIが作った画像だと分かる透かし(ウォーターマーク)が付く |
| クリエイティブスタジオ | 文字や絵から、カードや壁紙、ステッカーを作る | ネット接続とSamsungアカウントが必要 |
| 入力アシスト | 書いた文章の校正、書き換え、要約 | ネット接続とSamsungアカウントが必要。ある程度の文字数があると使える |
| 文字起こしアシスト | 録音を文字にして、要約や翻訳をする | ネット接続とSamsungアカウントが必要。Samsungの標準アプリ(ボイスレコーダー、電話、Samsung Notes、通訳)で録音したものだけが対象。音声は3時間未満 |
| 通訳 | 会話をリアルタイムで翻訳。Galaxy Budsなら音声、スマホでは文字で表示 | Samsungアカウントが必要。言語によっては言語パックの取り込みが必要 |
| 通話スクリーニング | 知らない番号からの電話の用件を文字で見せる。迷惑電話や詐欺電話は代わりに切る | 手動でオンにする。国・地域・言語で変わる |
| ドキュメントスキャン | 書類にカメラを向けると、ゆがみや折れを直してきれいに取り込む | 書類の面積や角度に条件がある |
| オーディオ消しゴム | 動画の雑音を減らす | Samsungアカウントが必要。音声、風切り音、音楽、自然、群衆、ノイズの6種類を見分ける |
| マイファンカム | 広角で撮った動画から、好きな人物を追いかけた動画を作る | Samsungアカウントが必要。追う人物がいない動画では使えない |
| Now Nudge / Now Brief | 画面の内容に合わせた提案(Nudge)と、予定や情報のまとめ(Brief) | Samsungアカウントが必要 |
このほか、Galaxy Watchと組み合わせる睡眠や体調の機能(就寝時刻ガイダンス、エナジースコア)も載っています。公式の注記は、これらは健康を保つための目安であり、病気の発見や診断、治療のためのものではない、と書いています。
無料かどうか
公式の日本語ページの注記と、アメリカ版ページの注記は、同じ内容でした。
- Samsungが提供するGalaxy AIの基本機能は無料。
- 今後リリースされる拡張機能や新しいサービスには、有料のものが含まれる可能性がある。
- 第三者(Samsung以外の会社)が提供するAI機能には、別の条件が適用される場合がある。
つまり、いま公式が言っているのは「基本機能は無料」で、「ずっと全部無料」とまでは言っていません。どの機能が基本機能で、どれが将来の拡張機能になるのかは、利用規約の「高度なインテリジェンス」の項を見る、というのが公式の案内です。僕らは、その利用規約の本文までは読めていません。
以前の無料期間の表記がどうだったかについては、公式ページで確認できていません。ここに書いたのは、2026年10月22日に読み直した注記の内容だけです。
使い方の入口
公式のよくある質問には、次のように書かれています。
- 一部の機能は、設定しなくても自動で働きます。
- 一部の機能は、アプリや画面に出る「4つ星のGalaxy AIアイコン」をタップすると、できる操作の一覧が出ます。
- 一部の機能は、オン・オフや動き方を好みに合わせて変えられます。
データの扱いについて、公式ページは次のように説明しています。
- 端末の中で処理するか、クラウド(ネットの向こうのSamsungの計算機)で処理するかを、プライバシー設定で選べます。
- 端末の中で扱う個人データは、暗号化して、専用のセキュリティ領域(Knox Vault)に保存します。
- 「Personal Data Intelligence」のメニューをオフにすると、それまでに分析されたデータは削除される、と注記にあります。
対応言語は、公式のよくある質問に2026年7月現在の数が出ています。フォトアシスト、クリエイティブスタジオ、入力アシストは41言語、Now Nudgeは16言語、Now Briefは13言語、通話アシスト(リアルタイム通訳など)と通訳は22言語、通話スクリーニングは13言語です。22言語の文には、ノートアシスト、レコーディングアシストも並んでいます。同じページの言語一覧では、「レコーディングアシスト」の位置に「文字起こしアシスト」と書かれていて、呼び名がそろっていません。公式の言語一覧には、これらのすべてに日本語が入っていました。
選ぶときの見方
見立てです。Galaxy AIを理由にスマホを選ぶかどうかは、次の2点を先に見るのがよいと思います。
- 買おうとしている機種で、使いたい機能が公式に対応しているか。同じGalaxyでも、機種や国、キャリアで使える機能が違う、と公式が書いています。
- その機能がネット接続(クラウド処理)を必要とするか。写真の生成や、録音の要約は、注記でネット接続が必要とされています。個人的な写真や録音を扱うときは、処理の場所の設定を一度見ておくと安心です。
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。機能の説明も条件も、公式ページに書かれていることです。
- 「基本機能は無料」の範囲は、利用規約の「高度なインテリジェンス」の項で決まります。その本文は読めていません。
- 拡張機能が将来有料になるかどうか、いつ、いくらかは、公式ページには書かれていません。
- 機能の対応は、機種、OS、One UIのバージョン、地域、言語、キャリアで変わります。表の機能が手元の端末で全部使えるとは限りません。
- 公式は、AIの出力の正確さ、完全さ、信頼性について、いかなる保証もしないと注記しています。翻訳や要約は、大事な場面では原文に当たって確かめてください。
- 国や地域によっては、AIの使用に年齢制限があり、未成年は使えない場合がある、と公式が書いています。
- 第三者が提供するAI機能には、Samsungの基本機能とは別の条件が適用される場合があります。具体的にどの機能がそれに当たるのかは、確認できていません。
- 公式の日本語ページは「2026年7月現在」「2026年2月現在」といった時点つきの記述を含みます。内容は予告なく変わることがあります。
出典
- Galaxy AI | Samsung GalaxyのAI機能とメリット(Samsung Japan、2026年10月22日確認)
- Galaxy AI(Samsung US、2026年10月22日確認)
更新履歴
- 2026年10月25日 書き方を直しました。
- 前:運営者が使っていないと読める書き方 → いま:「この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません」。公式の資料を読んでまとめた記事で、使い心地は書いていない、という意味に直した
