3行でいうと
- 公式の技術文書では名前が「Microsoft Copilot」に変わり、日本語の料金ページは旧名のままです。
- 仕事用のMicrosoft 365の契約に、有料のCopilotを足して使います。個人のMicrosoftアカウントだけでは使えません。
- 日本の料金(税抜)は、最大300ユーザー向けのCopilot Businessが年払いで月3,148円です。
- 対象のMicrosoft 365があれば、Webの情報で答えるCopilot Chatは追加料金なしで使えます。
先に結論です。
- 公式の技術文書(Microsoft Learn)は、「Microsoft 365 Copilot」が「Microsoft Copilot」に、「Microsoft 365 Copilot Chat」が「Microsoft Copilot Chat」に名前が変わった、と書いています。一方、日本語の料金ページは、今も「Microsoft 365 Copilot」の表記です(Copilot Businessも「Microsoft 365 Copilot Business」です)。Learnの「ライセンス」ページは「Microsoft Copilot Business」と書いています。この記事は、読みやすさのため、料金の話では料金ページの名前を使います。
- 仕事用のMicrosoft 365の契約(Business Standardなど)に、有料のCopilotのライセンスを足して使います。個人のMicrosoftアカウントだけでは、この仕事用のCopilotは使えません。
- 日本の料金(税抜)は、最大300ユーザーの組織向けの「Copilot Business」が、年払いで1人あたり月3,148円(2026年12月31日までの申し込みで、すでに対象のMicrosoft 365を使っているお客様なら、初年度は2,698円)。大企業向けの「Microsoft 365 Copilot」が、年払いで月4,497円相当です。
- 契約が無くても、対象のMicrosoft 365があれば、Webの情報をもとに答える「Copilot Chat」は追加料金なしで使えます。
この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。この記事は公式の文書を読んでまとめたものです。
名前の整理
公式資料を読むと、似た名前がいくつも出てきて混乱します。公式の言い方で整理します。
| 名前 | 何か | 出典の書き方 |
|---|---|---|
| Microsoft Copilot(旧Microsoft 365 Copilot) | 有料ライセンスを足して使う、仕事用のCopilot | Learnの「要件」ページに「旧称」の注記あり |
| Microsoft Copilot Chat(旧Microsoft 365 Copilot Chat) | 対象のMicrosoft 365に含まれる、無料のチャット | 同上 |
| Copilot Business | 最大300ユーザーの組織向けの価格・パッケージ | 日本語の料金ページ |
| 個人向けMicrosoft 365のCopilot | Personal、Family、Premium、Proの中で使うCopilot | 個人向けの料金ページ |
アプリの入口の場所も変わっています。Learnには、Copilotの主な入口のアドレスが「m365.cloud.microsoft」から「copilot.cloud.microsoft」に変わる、と書かれています。
名前の変更が正式にいつ決まったのか、発表の日付は、僕らが読んだ範囲では確認できていません。Learnの「要件」ページの最終更新日は、2026年10月5日と表示されていました。「ライセンス」と「概要」のページは、2026年10月20日の更新と表示されていました。
何ができるのか
公式の料金ページと、Learnの概要ページから、書かれていることをまとめます。
- Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Teamsの中で使えるAI:Learnには、Wordで文書の下書き・書き換え・要約、Excelでデータの分析と数式づくり、PowerPointで発表資料づくり、Outlookでメールの下書きとスレッドの要約、Teamsで会議の要約と文字起こし、といった例が並んでいます。
- 仕事のデータをもとにした答え:有料のライセンスがあると、メールやファイル、会議、予定表など、本人が見てよい社内の情報をもとに、AIが答えます。この仕組みは「Work IQ」と呼ばれています。
- エージェント:決まった仕事を代わりに進めるAIです。料金ページには、リサーチ用、分析用、会議の進行用など、Microsoftが用意したものがあるとあります。
- Copilot Cowork:複数の作業を任せる機能です。使った分だけ払う「従量課金」と書かれています。
- 大企業向けのページには、100以上の接続先から業務データを検索できること、会社のブランドに合わせた画像やポスター、動画をAIで作れること、プロジェクトの資料を1か所に集めて質問できる「Copilotノートブック」があること、利用状況を測る分析機能があること、が書かれています。
Learnの概要ページは、体験を三つに分けています。
- Copilot Chat(Basic):対象のMicrosoft 365に含まれるチャット。主にWebの情報を使います。
- Microsoft 365 Copilot(Basic):追加ライセンスなしで、アプリの中のCopilotに「標準的なアクセス」がある状態。容量の都合で使える量が日によって変わり、優先的には扱われない、という説明です。
- Microsoft 365 Copilot(Premium):追加ライセンスを持つ状態。Basicの全部に加え、混んでいる時間でも優先して使え、メールやファイルなど組織のデータをもとにした答えも得られます。
どの契約が2番目の「Basic」に当たるのか、細かい条件は、僕らは読み切れていません。
必要なプラン
Learnの「ライセンス」ページから、ライセンスを足せる元の契約を書き出します(2026年10月22日確認)。
Copilot Business(小さな組織向け)を足せる契約
- Microsoft 365 Business Premium
- Microsoft 365 Business Standard
- Microsoft 365 Business Basic
- Microsoft 365 Apps for business
- Microsoft Teams Essentials
Copilot(大企業向け)を足せる契約の例
- Microsoft 365のE7(Copilotを含むと書かれています)、E5、E3、F1、F3、Business Premium、Business Standard、Business Basic、Apps for Enterprise、Apps for business
- Office 365のE5、E3、E1、F3
- Teams EnterpriseやTeams Essentialsなど(ほかのプランも一覧にあります)
そのほかの条件は、Learnの「要件」ページに次のようにあります。
- 利用者は、Microsoft Entra IDの「職場または学校のアカウント」が必要です。個人のMicrosoftアカウントではありません。
- メールや予定表のデータを使う機能には、Exchange Onlineのメールボックスが必要です。
- Microsoft 365 Apps for enterpriseを「デバイス単位のライセンス」で使っている場合、Copilotは使えません。
日本の料金(税抜、2026年10月22日確認)
日本語の料金ページの数字です。ページには「価格には消費税は含まれていません」と書かれているので、すべて税抜です。
小さな組織向け(Copilot Business、ユーザー数は最大300まで)
| 契約 | 年払い(1人あたり月相当) | 月払い(1人あたり月) |
|---|---|---|
| Business Premium+Copilot Business(Teamsあり) | 4,797円 | 5,756円 |
| Business Premium+Copilot Business(Teamsなし) | 4,316円 | 5,179円 |
| Business Standard+Copilot Business(Teamsあり) | 3,523円 | 4,228円 |
| Business Standard+Copilot Business(Teamsなし) | 3,041円 | 3,649円 |
| Copilot Businessだけを足す(アドオン) | 3,148円(初年度は2,698円) | 3,778円 |
初年度の2,698円は、2026年7月1日から12月31日までの申し込み限定の割引です。ページの注記では、対象のビジネスプランをすでに使っている既存のお客様だけが対象で、年間契約が必要、割引は初年度だけです。無料の試用版では使えません。購入後7日間はキャンセルでき、日割りで返金に応じる、とも書かれています。割引は予告なく変更・中止されることがある、とあります。
「最大300ユーザー」は、料金ページのアドオンの説明に付いた脚注(脚注1「最大 300 ユーザーまで」)と、Learnの「ライセンス」ページ(Copilot Businessは最大300ユーザーの組織向け、300人を超える組織は大企業向けのライセンス)に書かれています。
大企業向け(Microsoft 365 Copilot)
| 支払い | 金額(1人あたり) |
|---|---|
| 年払い | 月4,497円相当 |
| 月払い(年間契約) | 月4,722円 |
別に、条件を満たすMicrosoft 365のライセンスが要ります。
個人向け(Microsoft 365のプランの中のCopilot)
個人向けの料金ページでは、Copilotは別売りではなく、プランの中に入っています。税込か税抜かは、ページに書かれていませんでした。
| プラン | 月払い | 年払い |
|---|---|---|
| Microsoft 365 Personal | 2,130円 | 21,300円 |
| Microsoft 365 Family | 2,740円 | 27,400円 |
| Microsoft 365 Premium | 3,200円 | 32,000円 |
| Microsoft 365 Pro | 16,000円(月払いのみ) | なし |
FamilyとPremiumは1〜6人で使えますが、AIの機能は契約した本人だけが使え、家族と共有できません。使える量にも上限があり、Premiumは「大きな利用枠」、Proは「最も高い利用上限」とされています。具体的な回数は書かれていません。AI機能は、Microsoft 365 Basicでは使えません。
数字の確かめ
ここの金額は、日本語の料金ページ2つ(「プランと価格」と「Teamsなしのプラン」)と、大企業向けのページ、個人向けのページの文字から読みました。月3,148円と2,698円、4,497円と4,722円、4,797円・3,523円・4,316円・3,041円、個人向けの金額は、別のページの表示でも同じでした。月払いの5,179円と3,649円は、一つのページでしか確認していません。
日本で使えるか
- 日本語の公式ページで円の価格が示され、購入のボタンが出ています。
- 日本語での利用は、公式サポートの「対応言語」のページに、仕事・学校のアカウントで日本語が入っています(2026年9月更新の表示)。同じページに、世界の170以上の市場で使える、中国(香港を除く)と禁輸措置の対象の地域は使えない場合がある、と書かれています。
- ただし、新しい機能は、すぐにはすべての地域や言語で使えるわけではない、と同じページにあります。
入力したデータは、どう扱われるか
Learnのデータ・プライバシーのページに、次のようにあります。
- Microsoft Graph(メールやファイルなどをつなぐ仕組み)経由で扱われる指示文、答え、データは、Copilotで使うものを含め、基礎になる大規模言語モデル(AIの土台)の訓練には使われません。
- Copilotは、利用者がもともと見る権限のある組織のデータだけを表示します。
- 利用者の任意のフィードバックは、Copilotの改善に使うことがあります。
Learnの概要ページには、Anthropic(Claudeを作っている会社)のモデルが、対象のライセンスの体験でだけ使われる場合があり、既定ではすべてのユーザーに有効ではない、という注記もあります。
どれを選ぶか
見立てです。
- Microsoft 365の仕事用の契約がなく、個人で使うなら、個人向けのPersonalなどのCopilotが入口です。会社のファイルを扱う有料のCopilotとは別のものです。
- 会社でMicrosoft 365をすでに使っているなら、まず無料のCopilot Chatで、何ができるかを見るのが安全だと思います。追加料金なしと、公式に書かれています。
- ユーザーが300人以下で、Business Standardを使っているなら、アドオンの年払い(初年度2,698円)が一番安い入口に見えます。ただし、割引の条件は細かいので、申し込む前に注記を読んでください。
- 費用は1人ごとに毎月かかるので、使う人を絞って試すことを考えると、ムダが出にくいと思います。
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。この記事は、公式の文書を読んでまとめたものです。
- 名前の件。技術文書は「Microsoft Copilot」、料金ページは「Microsoft 365 Copilot」(Copilot Businessも「Microsoft 365 Copilot Business」)、Learnのライセンス・概要ページは「Microsoft Copilot」「Microsoft Copilot Business」と、公式の中でも表記が揺れています。検索するときは両方で探してください。
- 金額は税抜(仕事用)です。税込の金額は、この記事では計算していません。個人向けは、税込か税抜かが確認できませんでした。
- 初年度2,698円の割引は、2026年12月31日までです。
- 料金ページのソースに「この製品はお客様の市場で提供されていません」という定型の文が入っていましたが、円の価格と購入ボタンが表示されている欄に付いた、通常は見えない文のようでした。表示の条件は確認できていません。日本で購入できないという意味ではないと読んでいますが、確かめたわけではありません。
- Basicの条件(どの契約が当たるか)、使える量の具体的な上限は確認できていません。
- 金額、プラン、名前は、変わることがあります。
出典
- Microsoft 365 Copilot プランと価格(Microsoft、2026年10月22日確認)
- Microsoft 365 Copilot プランと価格(Teamsなし)(Microsoft、2026年10月22日確認)
- Microsoft 365 Copilot Business(Microsoft、2026年10月22日確認)
- 大企業向け Microsoft 365 Copilot(Microsoft、2026年10月22日確認)
- 個人向け Microsoft 365 Copilot プラン(Microsoft、2026年10月22日確認)
- Microsoft Copilot のライセンス オプション(Microsoft Learn、2026年10月22日確認)
- Microsoft Copilot の概要(Microsoft Learn、2026年10月22日確認)
- Microsoft Copilot の要件(Microsoft Learn、2026年10月22日確認)
- Microsoft Copilot のデータ、プライバシー、セキュリティ(Microsoft Learn、2026年10月22日確認)
- Supported languages for Microsoft Copilot(Microsoft サポート、2026年10月22日確認)
更新履歴
- 2026年10月25日 書き方を直しました。
- 前:運営者が使っていないと読める書き方 → いま:「この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません」。公式の資料を読んでまとめた記事で、使い心地は書いていない、という意味に直した
