3行でいうと

  • 声で会話できる機能はChatGPT、Claude、Geminiにある。ChatGPTとClaudeは無料でも使えると公式に書かれている。
  • Google翻訳の「練習」は、日本語の話者が英語を練習する組み合わせに入っておらず、提供国にも日本が挙がっていない。
  • 3つの声の機能は、公式では「語学の練習用」と説明されていない。
  • 声や文章の扱いはサービスごとに違う。話す前に設定を確かめる。

外国語の勉強で、いちばん足りないのは「話す相手」と「間違いを直してくれる人」ではないでしょうか。AIは、そのどちらにもなれそうです。

先に断っておきます。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。この記事は公式の文書を読んでまとめたものです。手順は、公式のページに書かれている範囲だけを書きました。僕らの考えは、段落の頭を「見立てです。」として分けています。

先に結論

使える道具の候補

公式のページで確かめた道具です。2026年10月8日に読み、出典欄に「2026年10月22日確認」とあるページは10月22日に読み直しました(変更は見つかりませんでした)。ChatGPTの声のヘルプと料金ページは、10月22日に取り直せなかったので、10月8日に読んだ内容のままです。

道具 語学に使える機能(公式の記載) 無料でどこまで 注意
ChatGPT(OpenAI) 声の会話(Voice)。会話のあとに文字の記録がチャットに残る 無料は「限定」。回数の数字は書かれていない 言語の一覧は読んだページに書かれていない
Claude(Anthropic) 声のモード(ベータ版)。話す言語を設定で選べる 無料を含む全プランで使える。通常の利用上限に数えられる 英語以外の対応は、まだベータ版と書かれている。18歳以上が条件
Gemini(Google) Gemini Live。声で会話し、カメラも使える 無料かどうかの記載は読んだページになし 対応言語の一覧は読んだページになし
Google翻訳(Google) 「練習」。聞き取りと、AIとの会話の練習 無料かどうかの記載はなし 限定ベータ。日本語は対応の組み合わせに入っていない
Duolingo AIとの会話の機能が2023年に発表されている 公式の紹介文では「無料」とあるが、会話の機能の価格は確認できていない 日本語の話者向けの現在の提供は確認できていない

ChatGPTの声の会話

OpenAIのヘルプによると、始め方は次のとおりです。

会話が終わると、文字の記録がチャットに追加されます。記録は、一字一句そのままとは限らない、と公式が書いています。無料は「限定的な利用」で、制限の数字は書かれていません。料金ページにも、無料の声のチャットは「限定」とあります。

Claudeの声のモード

Anthropicのヘルプによると、声のモードはベータ版で、無料を含むすべてのプランで使えます。ブラウザやパソコンのアプリでは、新しいチャットで右下の音の波のアイコンを押します。スマートフォンでは、入力欄のマイクの隣のアイコンを押して、声を選び、話します。

話す言語は、設定の「General → Voice → Language」で選びます。画面の表示言語とは別です。会話の途中で、言語を切り替えてほしいと頼むこともできます。英語以外の対応は、まだベータ版と書かれています。声の会話は、通常のプランの利用上限に数えられます。

Gemini Live

Googleのヘルプによると、Androidでは、Geminiアプリの下にある「Live」を押すか、左にスワイプして始めます。初回は画面の案内に従います。カメラを使うと、見ているものについて話せます。対応する言語の一覧と、無料かどうかは、このページには書かれていませんでした。

Google翻訳の「練習」

Googleのヘルプでは、「限定ベータ」として説明されています。手順は次のとおりです。

  1. 翻訳アプリを開き、「練習」を押す。
  2. 「使ってみる」を押し、表示言語を選ぶ。
  3. 練習する言語と、レベル(初級・中級・上級)を選ぶ。
  4. 学ぶ目的を書くか、一覧から選ぶ。
  5. おすすめの場面(シナリオ)を選ぶか、自分で作る。
  6. 聞き取りの練習か、AIとの会話の練習をする。

対応する組み合わせは、ヘルプに次のように書かれています。ベンガル語、オランダ語、フランス語、ドイツ語、ヒンディー語、イタリア語、ポルトガル語、ルーマニア語、中国語(簡体字)、スペイン語、スウェーデン語の話者が英語を学ぶ組み合わせと、英語の話者がフランス語、ドイツ語、ポルトガル語、スペイン語を学ぶ組み合わせです。日本語は含まれていません。提供国にも、アジア太平洋では、オーストラリア、インド、シンガポール、台湾などが挙がり、日本は挙がっていません。2025年8月26日のGoogleの発表でも、組み合わせは英語とスペイン語、フランス語、ポルトガル語に限られていました。

Duolingo

Duolingoのブログ(2023年3月14日に公開、2026年3月25日に更新)によると、有料の上位プラン「Duolingo Max」には、キャラクターのLilyと話す「Video Call」と、場面を決めて会話する「Roleplay」があります。ただし、これは英語の話者向けの説明です。日本語、韓国語、中国語を学ぶ人はVideo Callのみ、と書かれています。日本語の話者が英語を学ぶ場合に、いま何が使えるのか、いくらなのかは、公式のページが読み込めず、確認できていません。

最初の1回のやり方

公式の手順で確かめられた範囲では、ChatGPTかClaudeで声の会話を始めるのが、いちばん手数が少ないです。ChatGPTの例です。

  1. スマートフォンのChatGPTを開く。
  2. 入力欄の声のアイコンを押す。
  3. マイクの許可を出す。
  4. 練習したい言語を、設定の「Voice → Language」で選ぶ。
  5. 話しかける。

ここから先の、頼み方は、僕らの考えです。公式の手順ではありません。

見立てです。最初は「あなたは英会話の練習相手です。私のレベルは初級です。間違いは、会話のあとでまとめて教えてください」のように、役割と直し方を先に伝えると、会話が途切れにくいと思います。会話のあとに文字の記録が残るので、間違いを見返せます。

書く練習なら、文章を貼って「間違いを直して、直した理由を日本語で書いてください」と頼みます。これも公式の手順ではなく、僕らの考えです。直された文は、そのまま写すより、自分で書き直すほうが身につくと思います。

無料でどこまで使えるか

よくある失敗

声や文章は、どう扱われるか

声の会話では、自分の声や、話した内容が相手に渡ります。公式の説明を、短く並べます。

道具 公式に書かれていること
ChatGPT 設定の「Data controls」で「Improve the model for everyone」をオフにすると、新しい会話が学習に使われなくなる。声について別の説明は、読んだページには書かれていない。一時チャットは、一時チャットのままなら学習に使われない
Claude 設定の「Model Improvement」で選べる。シークレットチャットは、改善に使われない
Gemini 「Keep Activity」がオンだと、履歴がAIの改善に使われる。ただし、音声とGemini Liveの映像・画面共有は、初期設定では使われない。会話の一部は人の目で確認されることがある

見立てです。語学の練習で、住所や勤め先など、自分を特定できる話題を使う必要はありません。架空の人物で練習すれば、そのぶん気楽に話せます。

気をつけること

出典

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