3行でいうと
- 作業を台本、字幕と編集、素材の3つに分けると道具を選びやすい。字幕と編集の候補はCapCut、DaVinci Resolve、Descript、Vrewの4つ。
- 無料の範囲が数字で確かめられたのは、DescriptとDaVinci Resolveの一部。
- Descriptの無料プランは、書き出しが720pまでで、透かしなしでは書き出せない。
- 音楽と素材は、収益化や商売に使うかで使える範囲が変わることがある。CapCutの許諾書にははっきり分けて書かれていた。
撮った動画を公開する前に、言い間違いを切って、字幕をつけて、音楽を足す。数分の動画でも、慣れないうちは数時間かかります。最近の編集ソフトには、話した言葉を自動で文字にして、その文字を直すだけで動画を編集できるものがあります。
先に断っておきます。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。この記事は公式の文書を読んでまとめたものです。僕らの考えは「見立てです。」で始まる段落に分けています。
先に結論
- 作業を3つに分けると道具を選びやすくなります。台本、字幕と編集、素材(音楽や効果)です。
- 台本は、ChatGPT、Claude、Geminiのような対話型のAIの担当です。使い方は、別の記事(SNSの投稿づくり)に近いので、ここでは触れる程度にします。
- 字幕と編集の候補は4つです。CapCut、DaVinci Resolve、Descript、Vrewです。
- 無料の範囲が数字で確かめられたのは、DescriptとDaVinci Resolveの一部です。Descriptの無料プランは、書き出しが720pまでで、透かしなしでは書き出せません。DaVinci Resolveは、無料版があります。
- 音楽と素材は、動画を収益化や商売に使うかどうかで、使える範囲が変わることがあります。CapCutの素材の利用許諾書には、はっきり分けて書かれていました。
作業を3つに分ける
| 作業 | 具体例 | 向く道具 |
|---|---|---|
| 台本 | 何を話すかの筋書き、冒頭の一言 | 対話型のAI |
| 字幕と編集 | 話した言葉を自動で字幕にする、言い間違いや無音を切る | CapCut、DaVinci Resolve、Descript、Vrew |
| 素材 | BGM、効果音、画像 | 編集ソフトの素材集、自分で用意したもの |
使える道具の候補
公式のページで確かめた4つです。DaVinci Resolve、Descript、Vrewの料金や無料の範囲は2026年10月22日に読み直しました。CapCutのトップページと日本語ページは2026年10月8日に読んだ時点のままです(素材の利用許諾書は10月22日に読み直しました)。
| 道具 | 字幕と編集での役割(公式の記載) | 無料でどこまで |
|---|---|---|
| CapCut | AIの動画編集。パソコン、ブラウザ、スマートフォン、タブレット向けがある。自動字幕に対応 | 日本のページに、ブラウザ版の動画エディターが無料で、透かしなしのHD書き出しと書かれている。プロ版の料金は確認できていない |
| DaVinci Resolve | プロ向けの本格的な編集ソフト | 無料版がある。AIの機能の多くは有料のStudio(米国のページで通常295ドルが236ドルに、日本のページで通常51,980円が40,980円・税込に、それぞれ割り引き表示)に入る |
| Descript | 話した言葉を文字にして、文章を直す感覚で編集する。AIアシスタント「Underlord」がある | 無料プラン:メディア1時間、AIクレジット100(1回きり)、書き出し720pまで、透かしなしの書き出しは不可 |
| Vrew | 文章を編集する感覚で動画を作る。音声認識で字幕を自動生成 | 無料で試せると書かれている。無料の範囲の数字は、読めたページに出ていなかった |
CapCut
CapCutの公式ページでは、AIを使った写真・動画の編集ソフトとして紹介されています。パソコン版、ブラウザで使うオンライン版、スマートフォン版、タブレット版があります。日本語のトップページには、ブラウザ版の動画エディターが「無料」で、カット、トリミング、字幕の追加ができ、透かしなしのHD動画を書き出せる、という趣旨の説明がありました。自動字幕の説明では、複数の言語に対応し、透かしなしと書かれています。
ただし、有料プランの名前や料金を載せたページは、読めた範囲では見つかりませんでした。無料で使える機能と、有料になる機能の境目は、確認できていません。
素材と音楽の扱いは、CapCutの素材の利用許諾書に詳しく書かれています。これは米国のユーザー向けの版(2026年1月22日更新)を読んだものです。日本の利用者に同じ内容が当てはまるかは、日本向けの版を読めていないため、確認できていません。この版で読み取れた内容は、次のとおりです。
- 素材(動画の部品、スタンプ、文字の飾り、効果、フォントなど)には、個人や非商用の使用だけが許されるものと、限られた商用の使用が許されるものがある。後者には「商用」の印が画面に出る、と書かれている。
- 非商用の素材を使った動画は、個人の投稿など非商用の使い方に限る。
- 音楽は「Sounds」という一般の音楽集と、「Commercial Sounds」という商用向けの音楽集に分かれている。一般のSoundsは、個人の楽しみや非商用の動画向けで、ブランドや店の宣伝には使わない、と書かれている。
- 商用向けの音楽は、CapCut、TikTok、TikTok for Businessの上で見せる分には使える。それ以外の場所で使う場合は、権利を持つ人から別に許可を得る必要がある、と書かれている。
DaVinci Resolve
Blackmagic Designの公式ページでは、無料の「DaVinci Resolve」と有料の「DaVinci Resolve Studio」があります。Studioは、2026年10月22日に読んだ米国のページで「Was $295 Now $236」、日本のページで51,980円から40,980円(税込)への割り引き表示でした。割り引きがいつまで続くかは、読んだ範囲では見つかりませんでした。この日のページでは最新版はDaVinci Resolve 21と案内されていました。無料版は、8ビットのほとんどの映像形式を60fpsまで、解像度はUltra HD(3840×2160)までに対応し、複数人での共同作業とHDRの色補正も使える、と書かれています。
AIの機能は、Studioの説明に「DaVinci AI Neural Engine」が入っており、顔の認識、被写体の検出、画面の縦横の自動調整、色の自動補正などに使われる、と書かれています。テキストをもとにした編集(text based editing)とマジックマスクも、Studioの機能として挙がっています。
一方、字幕と閉じた字幕(クローズドキャプション)はエディットページの機能として載っていますが、無料版とStudioのどちらに入るかは書かれていませんでした。音声の文字起こしと、ボイスアイソレーション(声の分離)も、どちらの版かが読めたページには書かれていません。つまり、無料版で自動字幕が使えるかは、確認できていません。
Descript
Descriptの公式ページには、「文章を編集する感覚で動画・音声を編集するAIエディター」と説明があります。録音や動画を文字にして、その文字を消すと、その部分の映像も消えます。AIアシスタントの「Underlord」が、荒い録画を短くまとめてくれる、とも書かれています。字幕は、共有(Share)の段階で追加します。
料金ページの表(米ドル)は次のとおりです。
| プラン | 価格(1人・月) | メディア時間(月) | AIクレジット | 書き出しの最大 | 透かしなし |
|---|---|---|---|---|---|
| Free | 0ドル | 1時間 | 100(1回きり) | 720p | 不可 |
| Hobbyist | 16ドル または24ドル | 10時間 | 月400 | 1080p | 可 |
| Creator | 24ドル または35ドル | 30時間 | 月800 | 4K | 可 |
| Business | 50ドル または65ドル | 40時間 | 月1,500 | 4K | 可 |
各有料プランに2つの金額が並んでいます。ページには「月払いより最大35%安い」年払いの表示があり、安いほうが年払い、高いほうが月払いと読めます。ただし、ページ上で金額にどちらかのラベルはついていませんでした。日本円の価格は見つけられていません。
「メディア時間」は、アップロードした素材と、Descriptで録音した素材の合計で、文字起こしをしたかどうかを問いません。「AIクレジット」は、Underlordなどのモデルを使う機能に消費されます。
Vrew
Vrewの公式ページ(日本語)では、文章を編集する感覚で動画を作れるAI動画編集ソフトと紹介されています。対応するのはMac、Windows、Ubuntuで、スマートフォン版については確認できていません。「音声認識機能による字幕の自動生成」が特徴で、「テキストエディタのような画面」で編集できるとされています。無音を一括で切る機能、声を再現して話し直しをテキストで直せる機能、台本や画像、ナレーションをAIで作る機能も、英語のページに書かれています。
英語のページには、作った内容をAIの学習に使うことはない、という趣旨の記載もありました。
料金は、無料、Light、Standard、Businessの4つのプランが料金ページに並んでいますが、金額とクレジットの数字は、読めた範囲では表示されていませんでした。無料のダウンロードはあると書かれていますが、無料で使える量は確認できていません。
最初の1回のやり方
見立てです。公式の手順を一つずつ確かめたものではありません。公式の機能の説明から、次の流れが組めそうだと考えました。
- 動画の筋を決める。対話型のAIに「3分で伝えたい内容」を伝えて、台本の案をもらうのも手です。
- 撮影するか、声だけ録音する。
- 編集ソフトに取り込む。DescriptやVrewのように、取り込んだあとに話し言葉が文字になる道具では、文字を読みながら不要な部分を消します。
- 自動字幕を作る。人名や専門用語は間違いやすいので、字幕を読み直して直します。
- 音楽や素材を足す。利用の範囲を確かめてから選びます。
- 書き出す。無料の範囲での画質や透かしを、書き出す前に確かめます。
最初の1本は、1分ほどの短い動画で試すと、無料の枠を使い切らずに済みます(見立てです)。
無料でどこまで使えるか
- CapCut:ブラウザ版の動画エディターが無料で、透かしなしのHD書き出しと書かれています。プロ版との違いは確認できていません。
- DaVinci Resolve:無料版があります。AIの多くはStudioです(米国で通常295ドルが236ドル、日本で通常51,980円が40,980円・税込と、割り引き表示)。無料版での自動字幕は確認できていません。
- Descript:メディア1時間、AIクレジット100(1回きり)、720pまで、透かしなしの書き出しは不可です。
- Vrew:無料で試せます。無料の範囲の数字は確認できていません。
見立てです。数分の動画を1本だけ試すなら、どの道具でも無料で足りそうです。続けて作るなら、Descriptの無料1時間は、すぐ使い切る量だと思います。公開の画質や透かしを気にするなら、書き出しの条件を最初に確かめるのが近道です。
よくある失敗
- 字幕の読み直しを省く:人名、店の名前、専門用語は間違いやすいです。
- 公開の直前に、透かしに気づく:Descriptの無料プランは、透かしなしで書き出せません。
- 音楽を、商売の動画に使ってしまう:CapCutの一般の音楽集は、宣伝などの商用には使わない、と書かれています。
- 無料のクレジットを、試し撃ちで使い切る:Descriptの100クレジットは1回きりです。
- 素材を、編集ソフトの外に持ち出す:CapCutの許諾書には、素材をそのソフトの外で編集することが禁止されています。
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。この記事は公式の文書を読んでまとめたものです。
- 料金と無料の範囲は変わりやすいです。DaVinci Resolve、Descript、Vrewは2026年10月22日に、CapCutのトップページと日本語ページは2026年10月8日に読んだ時点のものです。DaVinci Resolve Studioは割り引き表示の最中でした。
- CapCutのプロ版の料金と機能の違い、日本向けの素材の利用許諾書は、確認できていません。読んだ許諾書は米国のユーザー向けの版です。
- DaVinci Resolveの無料版の自動字幕と文字起こしは、確認できていません。
- Descriptの金額は、年払いと月払いのラベルがページ上になく、安いほうが年払いという読み取りは僕らの推測です。円の価格は確認できていません。
- Vrewの料金と無料の範囲は、読めたページに金額が表示されず、確認できていません。
- 音楽、素材、人の声や顔の使い方について、権利の判断はしていません。公式の説明の紹介です。個別の判断は、専門家に確かめてください。
- 設定画面や機能の名前は、公式のページから書いています。手元の画面と違うことがあります。
出典
- CapCut(CapCut、2026年10月8日確認)
- CapCut 日本語トップ(CapCut、2026年10月8日確認)
- CapCut Materials License Agreement(CapCut、米国向け、2026年1月22日更新、2026年10月22日確認)
- DaVinci Resolve(Blackmagic Design、2026年10月22日確認)
- DaVinci Resolve 日本語ページ(Blackmagic Design、2026年10月22日確認)
- DaVinci Resolve 比較(Blackmagic Design、2026年10月8日確認)
- Descript(Descript、2026年10月22日確認)
- Descript Pricing(Descript、2026年10月22日確認)
- Vrew 日本語トップ(Vrew、2026年10月22日確認)
- Vrew 料金ページ(Vrew、2026年10月22日確認)
更新履歴
-
2026年10月25日 書き方を直しました。
- 前:運営者が使っていないと読める書き方 → いま:「この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません」。公式の資料を読んでまとめた記事で、使い心地は書いていない、という意味に直した
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2026年10月22日 公式の資料を読み直して、次の点を直しました。
- 前:DaVinci Resolve Studioは295ドル、日本は51,980円(税込) → いま:米国は通常295ドルが236ドル、日本は通常51,980円が40,980円(税込)と割り引き表示
- 前:割り引きの記載なし → いま:割り引きがいつまで続くかは、読んだ範囲では見つからず
- 前:最新版の記載なし → いま:この日のページでは最新版はDaVinci Resolve 21と案内
- 前:読んだ日はすべて10月8日 → いま:DaVinci Resolve、Descript、Vrewは10月22日、CapCutのトップと日本語ページは10月8日のまま
