3行でいうと
- 写真の加工は、不要物を消す、ぼけを直す、背景を切り抜く、自動で整えるの4つに分けて考える。
- 候補はGoogleフォト、iPhoneなどの写真アプリ(Apple)、Canva、Photoshop Expressの4つ。
- 無料の範囲が数字で確かめられたのは、Canvaの標準または高品質のAIが最大20回までと、Googleフォトの保存容量15GBまで。
- Appleのクリーンアップは対応機種が必要で、1日の使用回数に上限があり、今後は有料で拡大する予定と書かれている。
写真は、撮ったあとに直せます。昔は専用のソフトと慣れが必要でしたが、いまは写真アプリの中に、AIで「消す」「ぼけを直す」「背景を切り抜く」道具が入っています。
先に断っておきます。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。この記事は公式の文書を読んでまとめたものです。手順は、公式のページに書かれている範囲を中心に書き、僕らの考えは「見立てです。」で始まる段落に分けています。
先に結論
- 写真の加工は、4つの作業に分けて考えると道具を選びやすくなります。不要物を消す、ぼけを直す、背景を切り抜く、まるごと整える(自動補正)です。
- 候補は4つです。Googleフォト、iPhoneなどの写真アプリ(Apple)、Canva、Adobe Photoshop Expressです。
- 無料の範囲が数字で確かめられたのは、Canvaの無料プランのAI枠(標準または高品質のAIを最大20回)です。Googleフォトは保存容量が15GBまで無料と書かれています。
- Appleの「クリーンアップ」は、対応する機種とAppleのAIが使える設定が必要で、1日の使用回数に上限があり、今後は有料で拡大する予定、と公式に書かれています。
- 加工した写真は、元の写真と違うものです。商品の写真や証拠になる写真は、実物と食い違う加工をしない、という使い方の問題が、道具の選び方より大事だと思います(見立てです)。
作業を4つに分ける
| 作業 | 具体例 | 向く道具 |
|---|---|---|
| 不要物を消す | 写り込んだ人、ごみ、電線 | Googleフォト、Appleの写真アプリ、Canva、Photoshop Express |
| ぼけを直す | ピントが合わなかった写真 | Googleフォト |
| 背景を切り抜く | 商品写真、プロフィール画像 | Canva、Photoshop Express |
| 自動で整える | 明るさや色をおまかせで直す | Googleフォト、写真アプリ |
使える道具の候補
公式のページで確かめた4つです。出典欄に2026年10月22日と書いたページは10月22日に読み直し、2026年10月8日と書いたページは10月8日に読んだ時点のままです。
| 道具 | できること(公式の記載) | 無料でどこまで |
|---|---|---|
| Googleフォト | Magic Eraser(消しゴム)、ぼけの補正(Unblur)、自動補正(Enhance、AI Enhance)。AIに頼む編集(Ask Photos)もある | アプリは無料で、保存容量が15GBまで無料(Gmail、ドライブと共用)。有料のGoogle Oneに「高度なAI写真編集ツール」が含まれると書かれている |
| 写真アプリ(Apple) | クリーンアップ(不要物を消す)、拡張(写る範囲を広げる)、空間リフレーム(構図を変える) | Apple Intelligenceに対応した機種が必要。読んだページに、追加料金の記載は確認できていない。1日の使用回数に上限があり、今後は有料で拡大する予定と書かれている |
| Canva | 背景の切り抜き(BG Remover)、不要物を消すMagic Eraser | 無料プランのAIは標準または高品質を最大20回 |
| Photoshop Express | 自動の切り抜き、スマートな修復、肌をなめらかにするプリセット | ダウンロードは無料。「高度な修復」などはプレミアム機能と書かれている。料金は確認できていない |
Googleフォト
Googleフォトのトップページには、Magic Eraser(邪魔なものを消す)とPhoto Unblur(ぼけた写真を直す)が紹介されています。FAQには、Magic EraserとPhoto Unblurを含む編集機能は、モバイルのGoogleフォトのアプリで使えると書かれています。
ヘルプのAndroid向けの手順は、次のとおりです。
- Googleフォトのアプリで写真を開く。
- 「編集」を押す。特定の道具は、検索欄に名前を入れて探せる。
- Magic Eraserを選び、消したい部分をタップするか、囲むか、なぞって、「消去」を押す。
- 終わったらチェックマークを押す。
- 「保存」で元の写真を上書きするか、「コピーとして保存」で元を残す。
ヘルプには、編集機能の多くは、メモリ(RAM)が3GB以上でAndroid 8.0以降の端末が必要で、機能によってはさらに多いメモリが必要なものや、Pixel(Googleのスマートフォン)限定のものもある、と書かれています。個人のGoogleアカウントが必要で、仕事用や学校用のアカウントは対象外です。
AIに言葉で頼む編集(Ask Photos)は、写真を開いて「編集」、「Ask」を押し、「まぶしい反射を消して」のように書きます。設定でGeminiの機能をオンにする必要があり、18歳以上と書かれています。一部の国や地域では使えないとも書かれています。10月22日に読んだトップページでは、言葉で頼んで編集する機能に「新機能」の印がつき、対象の米国のユーザーで18歳以上、という注記がありました。このページには「Ask Photos」という名前そのものは見つかりませんでした。ヘルプには、顔グループと位置情報の推定をオンにすること、設定の「PhotosのGemini機能」で「Ask Photos」をオンにすることが書かれています。日本で使えるかどうかは、確認できていません。
料金は、保存容量が15GBまで無料です。トップページとFAQには、「高度なAI写真編集ツール」が、有料のGoogle Oneのプランに含まれる、という趣旨の記載がありました。どの道具が無料で、どの道具が有料かの区別は、確認できていません。
写真アプリ(Apple)
Appleの公式ページでは、Apple Intelligenceという仕組みで、写真アプリに次の道具が入ると説明されています。
- クリーンアップ:邪魔なものを消す。進化版では、より大きなものも消せる、と書かれています。
- 拡張:写真の枠の外まで、背景を広げる。
- 空間リフレーム:撮ったあとに、写真の構図(撮影位置のような見え方)を変える。
iPhoneの手順は、公式のユーザーガイドに次のとおり書かれています。
- 写真アプリで写真を開き、編集のボタンを押す。
- 「ツール」、「クリーンアップ」を押す。
- 消したいものをタップするか、なぞるか、囲む。自動で候補が強調されることもある。
- 消したものを戻したいときは、取り消しの操作をする。
- 「完了」を押す。
保存したあとに元に戻すには、同じ手順で「リセット」を押します。処理の種類は、自動、速い、高品質から選べます。
条件も公式に書かれています。iOS 27以降で、Apple Intelligenceに対応したiPhone 15 ProまたはiPhone 15 Pro Max、iPhone 16以降の機種が必要です。iPadとMacにも対応機種があります。端末の言語とSiriの言語を、同じ対応言語(日本語を含む)にする必要があります。クリーンアップは、すべての言語や地域で使えるわけではない、とも書かれています。
使用回数については、サーバー側のモデルを使う写真編集ツールには、1日の使用回数の制限が適用され、回数は機能、依頼の複雑さ、システムの負荷などで変わる、とAppleのサポートページに書かれています。続けて「当該機能へのアクセスは今後、有料で拡大する予定です」とあります。無料で使える回数の数字は、書かれていません。
Canva
Canvaの背景削除のページには、Canvaを開き、写真を入れ、画像を選んでツールバーの「BG Remover」を押し、必要なら範囲を手で直し、高解像度のPNGで保存する、という流れが書かれています。Canvaプロでは「利用が無制限」になると書かれており、無料では使える量に上限があるように読めますが、具体的な数字はそのページにありませんでした。
Magic Eraserのページには、写真を入れ、消しゴムのツールを選び、消したい物や人や影をブラシでなぞると自動で消える、と書かれています。細かい仕上げは手動の消しゴムでできます。iPhoneアプリでは、「作成」、「アップロード」、「画像を編集」、「画像ツール」、「Magic Eraser」の順に選びます。無料かどうかは、そのページには書かれていませんでした。
料金は、日本のページで無料が0円、Canvaプロが年額11,800円です。無料のAI枠は、標準または高品質のモデルを最大20回、最高品質のモデルは使えない、と書かれています。10月8日に読んだ米国のページでも「最大20回」を確認しました(10月22日には米国のページを取得できず、読み直せていません)。そのページのCanvaプロには、AIの道具として「サイズ変更、翻訳、背景削除など」が並んでいます。
Photoshop Express
Adobeの公式ページでは、無料でダウンロードできるアプリ(App Store、Google Play、Windowsストア)として紹介されています。無料で、自動の切り抜き、メイクの転写、肌をなめらかにするプリセットなどが使えると読めます。「スマートな修復で不要物を除去できる」と書かれていますが、それが無料かプレミアムかは、ページに明記されていませんでした。「より高度な修復編集」はプレミアム機能と書かれています。
背景の削除そのものを名指しした記載、生成AIで描き足す機能(生成塗りつぶし)の記載、月額の料金は、読めた範囲では見つかりませんでした。
最初の1回のやり方
見立てです。次の順番が、失敗が少ないと思います。
- 元の写真を残す。Googleフォトは「コピーとして保存」を選ぶ、Appleは保存したあとも「リセット」で戻せますが、念のため複製しておく。
- 1つの作業に絞る。たとえば「通りすがりの人を消す」だけにする。
- 結果を拡大して見る。消した場所の周りが、ゆがんだり、ぼやけたりしていないかを確かめる。
- 気に入らなければ、範囲を小さくして、やり直す。
これは公式の手順ではなく、僕らの考えです。
無料でどこまで使えるか
- Googleフォト:保存容量は15GBまで無料。どの編集道具が無料かは確認できていません。
- 写真アプリ(Apple):対応機種があれば使えます。1日の回数に上限があり、今後は有料で拡大する予定、とAppleが書いています。
- Canva:AIは標準または高品質を最大20回。最高品質は使えません。
- Photoshop Express:ダウンロードは無料。高度な修復はプレミアム。
見立てです。たまに1〜2枚を直すだけなら、すでに手元の写真アプリで足りることが多そうです。商品写真の背景を毎日のように切り抜くなら、Canvaの無料の20回は少ないかもしれません。
よくある失敗
- 元の写真を上書きしてしまう:Googleフォトは「保存」と「コピーとして保存」が分かれています。
- 人の顔や体を、実物から変えてしまう:自分の写真でも、相手の写真でも、見る人が誤解するような加工は避けたほうがよいと思います(見立てです)。
- 商品の写真を、実物と違う状態にする:色や傷を消した写真で販売すると、届いた商品との食い違いになります。
- 無料の枠を、試し撃ちで使い切る:Canvaは20回、Appleは1日の上限があります。
- 機種の条件を見落とす:Apple IntelligenceもGoogleフォトの一部の機能も、対応する機種や言語が決まっています。
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。この記事は公式の文書を読んでまとめたものです。
- 料金と無料の範囲は変わりやすいです。出典欄に2026年10月22日と書いたページは10月22日に読んだ時点、2026年10月8日と書いたページは10月8日に読んだ時点のものです。
- Googleフォトの編集機能ごとの無料・有料の区別、日本でのAsk Photosの提供状況は、確認できていません。Google Oneの料金のページは、金額が読めませんでした。
- Appleの「今後は有料で拡大する予定」の具体的な内容(時期、金額)は、書かれておらず、確認できていません。iOS 27以降という条件は、Appleの案内ページに書かれていたものです。
- Photoshop Expressの料金、無料とプレミアムの正確な区別は、確認できていません。料金のページは、アクセスできず読めませんでした。
- Canvaの背景削除とMagic Eraserが、無料のAI枠のどれだけを消費するかは、確認できていません。10月22日に読んだ日本の料金ページの機能比較表でも、無料で使えるかは読み取れませんでした。
- iPhoneのクリーンアップの手順を書いたユーザーガイドは、10月22日には本文が取得できず、読み直せていません。手順と条件は10月8日に読んだ内容のままです。
- 写真に写っている人の許可、肖像や著作の扱い、加工した画像を公開するときの決まりは、この記事では確かめていません。個別の判断は、専門家や各サービスの案内で確かめてください。
- クラウド上のサービスに写真を入れると、写真が外部のサービスに送られます。個人が特定できる写真や、家の中の写真を入れてよいかは、各サービスのプライバシーの案内と設定で確かめてください。
- 設定画面や機能の名前は、公式のページから書いています。手元の画面と違うことがあります。
出典
- Google フォト(Google、2026年10月22日確認)
- Google フォトで写真を編集する(Google フォト ヘルプ、2026年10月22日確認)
- Google Photos 編集機能の案内(Google、2026年10月8日確認)
- Apple Intelligence(Apple 日本、2026年10月22日確認)
- 次世代のApple Intelligenceの入手方法(Apple サポート 日本、2026年10月22日確認)
- Clean up, extend, and reframe photos on iPhone(Apple iPhone ユーザガイド、2026年10月8日確認)
- Canva 料金(日本、Canva、2026年10月22日確認)
- Canva 料金(米国、Canva、2026年10月8日確認)
- Background remover(Canva、2026年10月22日確認)
- Magic Eraser(Canva、2026年10月22日確認)
- Photoshop Express(Adobe、2026年10月22日確認)
- Photoshop Express 日本語ページ(Adobe、2026年10月8日確認)
更新履歴
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2026年10月25日 書き方を直しました。
- 前:運営者が使っていないと読める書き方 → いま:「この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません」。公式の資料を読んでまとめた記事で、使い心地は書いていない、という意味に直した
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2026年10月22日 公式の資料を読み直して、次の点を直しました。
- 前:Ask Photosの注記は、米国で言語設定が英語(米国)などの条件つき → いま:トップページは米国の18歳以上と書き、「Ask Photos」の名前はヘルプにだけありました
- 前:Canvaの米国ページでも無料のAI枠は最大20回と確認 → いま:10月22日は米国ページを取得できず、10月8日の確認のままです
一部の出典は読めなかったため、その部分は前のままです。
