3行でいうと

  • 写真の加工は、不要物を消す、ぼけを直す、背景を切り抜く、自動で整えるの4つに分けて考える。
  • 候補はGoogleフォト、iPhoneなどの写真アプリ(Apple)、Canva、Photoshop Expressの4つ。
  • 無料の範囲が数字で確かめられたのは、Canvaの標準または高品質のAIが最大20回までと、Googleフォトの保存容量15GBまで。
  • Appleのクリーンアップは対応機種が必要で、1日の使用回数に上限があり、今後は有料で拡大する予定と書かれている。

写真は、撮ったあとに直せます。昔は専用のソフトと慣れが必要でしたが、いまは写真アプリの中に、AIで「消す」「ぼけを直す」「背景を切り抜く」道具が入っています。

先に断っておきます。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。この記事は公式の文書を読んでまとめたものです。手順は、公式のページに書かれている範囲を中心に書き、僕らの考えは「見立てです。」で始まる段落に分けています。

先に結論

作業を4つに分ける

作業 具体例 向く道具
不要物を消す 写り込んだ人、ごみ、電線 Googleフォト、Appleの写真アプリ、Canva、Photoshop Express
ぼけを直す ピントが合わなかった写真 Googleフォト
背景を切り抜く 商品写真、プロフィール画像 Canva、Photoshop Express
自動で整える 明るさや色をおまかせで直す Googleフォト、写真アプリ

使える道具の候補

公式のページで確かめた4つです。出典欄に2026年10月22日と書いたページは10月22日に読み直し、2026年10月8日と書いたページは10月8日に読んだ時点のままです。

道具 できること(公式の記載) 無料でどこまで
Googleフォト Magic Eraser(消しゴム)、ぼけの補正(Unblur)、自動補正(Enhance、AI Enhance)。AIに頼む編集(Ask Photos)もある アプリは無料で、保存容量が15GBまで無料(Gmail、ドライブと共用)。有料のGoogle Oneに「高度なAI写真編集ツール」が含まれると書かれている
写真アプリ(Apple) クリーンアップ(不要物を消す)、拡張(写る範囲を広げる)、空間リフレーム(構図を変える) Apple Intelligenceに対応した機種が必要。読んだページに、追加料金の記載は確認できていない。1日の使用回数に上限があり、今後は有料で拡大する予定と書かれている
Canva 背景の切り抜き(BG Remover)、不要物を消すMagic Eraser 無料プランのAIは標準または高品質を最大20回
Photoshop Express 自動の切り抜き、スマートな修復、肌をなめらかにするプリセット ダウンロードは無料。「高度な修復」などはプレミアム機能と書かれている。料金は確認できていない

Googleフォト

Googleフォトのトップページには、Magic Eraser(邪魔なものを消す)とPhoto Unblur(ぼけた写真を直す)が紹介されています。FAQには、Magic EraserとPhoto Unblurを含む編集機能は、モバイルのGoogleフォトのアプリで使えると書かれています。

ヘルプのAndroid向けの手順は、次のとおりです。

  1. Googleフォトのアプリで写真を開く。
  2. 「編集」を押す。特定の道具は、検索欄に名前を入れて探せる。
  3. Magic Eraserを選び、消したい部分をタップするか、囲むか、なぞって、「消去」を押す。
  4. 終わったらチェックマークを押す。
  5. 「保存」で元の写真を上書きするか、「コピーとして保存」で元を残す。

ヘルプには、編集機能の多くは、メモリ(RAM)が3GB以上でAndroid 8.0以降の端末が必要で、機能によってはさらに多いメモリが必要なものや、Pixel(Googleのスマートフォン)限定のものもある、と書かれています。個人のGoogleアカウントが必要で、仕事用や学校用のアカウントは対象外です。

AIに言葉で頼む編集(Ask Photos)は、写真を開いて「編集」、「Ask」を押し、「まぶしい反射を消して」のように書きます。設定でGeminiの機能をオンにする必要があり、18歳以上と書かれています。一部の国や地域では使えないとも書かれています。10月22日に読んだトップページでは、言葉で頼んで編集する機能に「新機能」の印がつき、対象の米国のユーザーで18歳以上、という注記がありました。このページには「Ask Photos」という名前そのものは見つかりませんでした。ヘルプには、顔グループと位置情報の推定をオンにすること、設定の「PhotosのGemini機能」で「Ask Photos」をオンにすることが書かれています。日本で使えるかどうかは、確認できていません。

料金は、保存容量が15GBまで無料です。トップページとFAQには、「高度なAI写真編集ツール」が、有料のGoogle Oneのプランに含まれる、という趣旨の記載がありました。どの道具が無料で、どの道具が有料かの区別は、確認できていません。

写真アプリ(Apple)

Appleの公式ページでは、Apple Intelligenceという仕組みで、写真アプリに次の道具が入ると説明されています。

iPhoneの手順は、公式のユーザーガイドに次のとおり書かれています。

  1. 写真アプリで写真を開き、編集のボタンを押す。
  2. 「ツール」、「クリーンアップ」を押す。
  3. 消したいものをタップするか、なぞるか、囲む。自動で候補が強調されることもある。
  4. 消したものを戻したいときは、取り消しの操作をする。
  5. 「完了」を押す。

保存したあとに元に戻すには、同じ手順で「リセット」を押します。処理の種類は、自動、速い、高品質から選べます。

条件も公式に書かれています。iOS 27以降で、Apple Intelligenceに対応したiPhone 15 ProまたはiPhone 15 Pro Max、iPhone 16以降の機種が必要です。iPadとMacにも対応機種があります。端末の言語とSiriの言語を、同じ対応言語(日本語を含む)にする必要があります。クリーンアップは、すべての言語や地域で使えるわけではない、とも書かれています。

使用回数については、サーバー側のモデルを使う写真編集ツールには、1日の使用回数の制限が適用され、回数は機能、依頼の複雑さ、システムの負荷などで変わる、とAppleのサポートページに書かれています。続けて「当該機能へのアクセスは今後、有料で拡大する予定です」とあります。無料で使える回数の数字は、書かれていません。

Canva

Canvaの背景削除のページには、Canvaを開き、写真を入れ、画像を選んでツールバーの「BG Remover」を押し、必要なら範囲を手で直し、高解像度のPNGで保存する、という流れが書かれています。Canvaプロでは「利用が無制限」になると書かれており、無料では使える量に上限があるように読めますが、具体的な数字はそのページにありませんでした。

Magic Eraserのページには、写真を入れ、消しゴムのツールを選び、消したい物や人や影をブラシでなぞると自動で消える、と書かれています。細かい仕上げは手動の消しゴムでできます。iPhoneアプリでは、「作成」、「アップロード」、「画像を編集」、「画像ツール」、「Magic Eraser」の順に選びます。無料かどうかは、そのページには書かれていませんでした。

料金は、日本のページで無料が0円、Canvaプロが年額11,800円です。無料のAI枠は、標準または高品質のモデルを最大20回、最高品質のモデルは使えない、と書かれています。10月8日に読んだ米国のページでも「最大20回」を確認しました(10月22日には米国のページを取得できず、読み直せていません)。そのページのCanvaプロには、AIの道具として「サイズ変更、翻訳、背景削除など」が並んでいます。

Photoshop Express

Adobeの公式ページでは、無料でダウンロードできるアプリ(App Store、Google Play、Windowsストア)として紹介されています。無料で、自動の切り抜き、メイクの転写、肌をなめらかにするプリセットなどが使えると読めます。「スマートな修復で不要物を除去できる」と書かれていますが、それが無料かプレミアムかは、ページに明記されていませんでした。「より高度な修復編集」はプレミアム機能と書かれています。

背景の削除そのものを名指しした記載、生成AIで描き足す機能(生成塗りつぶし)の記載、月額の料金は、読めた範囲では見つかりませんでした。

最初の1回のやり方

見立てです。次の順番が、失敗が少ないと思います。

  1. 元の写真を残す。Googleフォトは「コピーとして保存」を選ぶ、Appleは保存したあとも「リセット」で戻せますが、念のため複製しておく。
  2. 1つの作業に絞る。たとえば「通りすがりの人を消す」だけにする。
  3. 結果を拡大して見る。消した場所の周りが、ゆがんだり、ぼやけたりしていないかを確かめる。
  4. 気に入らなければ、範囲を小さくして、やり直す。

これは公式の手順ではなく、僕らの考えです。

無料でどこまで使えるか

見立てです。たまに1〜2枚を直すだけなら、すでに手元の写真アプリで足りることが多そうです。商品写真の背景を毎日のように切り抜くなら、Canvaの無料の20回は少ないかもしれません。

よくある失敗

気をつけること

出典

更新履歴

一部の出典は読めなかったため、その部分は前のままです。