3行でいうと

  • 候補はReplit、Lovable、Bolt、Google AI Studio、Claudeのアーティファクトの5つで、どれも無料で試せる。
  • 無料で試せるのは「作って、動かして見る」まで。公開には道具ごとの制限があり、Replitの無料は公開1つで30日後に止まる。
  • 流れはほぼ共通。作りたいものを一言で頼み、動かして確かめ、直したい所を一つずつ頼み直し、公開か共有をする。
  • ログイン、個人情報、お金の受け取りが関わる物は、公開前に詳しい人に見てもらう。

在庫の記録表、予約のメモ、家族で使うちょっとした計算ページ。市販のアプリでは少し足りないが、プログラミングを学ぶほどではない、という場面は意外とあります。いまは、日本語で頼むとAIが画面と中身を作り、その場で動かして見せてくれる道具があります。

先に断っておきます。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。この記事は公式の文書を読んでまとめたものです。作ったものの出来、日本語の指示がどこまで通るかは、確かめていません。僕らの考えは「見立てです。」で始まる段落に分けています。

先に結論

AIに頼んで作る流れ

公式のページに共通して書かれている流れを、書き出します。

  1. 作りたいものを、日常の言葉で書く。(Replitは「日常の言葉で、プログラミングの知識は要らない」、Boltは「アイデアをチャットに入れて『Build now』を押す」、Google AI StudioのBuild modeは「入力欄に説明を書く」と案内しています。)
  2. AIが画面と中身を作り、動く見本(プレビュー)を見せる。
  3. チャットで直しを頼む。(Replit、Lovable、Google AI Studioとも、チャットでの修正を前提にしています。)
  4. 公開する、または共有する。
  5. 続けて直す。

見立てです。最初の依頼は、小さく始めるのがよいと思います。理由は、無料の枠が「頼んだ量」で減る道具が多いからです。Lovableの料金ページには、「ボタンを灰色にする」が0.5クレジット、「画像つきのトップページを作る」が1.7クレジットという目安が出ています。大きな頼みごとを一度にすると、無料の枠はすぐなくなります。

使える道具の候補

公式のページで確かめた5つです。出典欄に2026年10月22日と書いたページは10月22日に読み直し、2026年10月8日と書いたページは10月8日に読んだ時点のままです。金額は米ドルです。

道具 何を作る道具か(公式の記載) 無料でどこまで 有料の入口 公開・共有
Replit アプリ、サイト、スライドなど。日常の言葉で頼む。裏側の仕組みも一式 Starterプランは無料。公開できるアプリは1つで30日後に自動で止まる。「Made with Replit」の印が出る。軽い作り方(Lite)だけ Core 月20ドル(年払いは月18ドル) 公開ボタン。有料でアプリの数が増える
Lovable チャットでサイトやウェブアプリを作る 毎日5クレジット(月に最大30)。コードの編集とダウンロード、独自ドメインは不可 Pro 月25ドルから(毎月100クレジット) 公開できる。独自ドメインは有料
Bolt ブラウザで、サイト、ウェブアプリ、スマホアプリ(Expoという仕組み)を作る 1日30万、1か月100万トークンまで。作ったサイトにBoltの印が出る Pro 年払いで月18ドル(年216ドル、毎月1,000万トークンから)。月払いの金額は10月22日のページに出ていない 無料のbolt.hostアドレスで公開。独自ドメインは有料
Google AI Studio(Build mode) 文章の説明から、ウェブアプリまたはAndroidアプリを作る AI Studioの利用は、有料のAPIキーをつながない限り無料と書かれている 有料のAPIキーや、公開先(Cloud Run)の費用は別 最初は自分だけ。共有、ZIPで保存、Cloud Runで公開
Claude(アーティファクト) 会話の横の画面に、文書や小さな道具を作って見せる 無料アカウントでも作れる。ひな形、外部アプリとの連結、データの保存は有料プラン Pro 月20ドル(年払いは月17ドル) 最初は自分だけ。共有できる

Replit

料金ページでは、Coreが月20ドル(年払いなら月18ドル)、Proが月100ドル(年払いなら月90ドル)です。Coreには、無料の使い方(Free Mode)でチャットが30時間まで、プロジェクト60個まで、と書かれています。

無料のStarterについては、公式のヘルプが、公開できるアプリは1つで、公開のリンクは30日後に自動で止まる、と書いています。公開したアプリには「Made with Replit」の印が出て、消すにはCoreが必要です。毎日のクレジットがつくとありますが、数字は読んだページに書かれていませんでした。

作れるものは、ウェブアプリ、スマホアプリ、データを見せる画面、AI入りの道具、資料やスライドなどと説明されています。有料の作業は、始める前に確認が出ます。

Lovable

Freeは、毎日5クレジット(月に最大30クレジット)の「作る分」です。このほか、毎月20クレジットの裏側の稼働分と、4クレジットのアプリ内AI分がつきます。公式のヘルプの表では、Freeはコードの編集、ダウンロード、独自ドメイン、印の消去ができません。

Proは月25ドルで、毎月100クレジットから。年払いは250ドルです。クレジットを増やす段階式で、200クレジットなら月50ドルです。

Bolt

料金ページとヘルプの両方で、Freeは1日30万、1か月100万トークンと確認できました。毎日の分は持ち越せません。1日の枠を使い切っても、コードを直接直すことはできる、とヘルプにあります。

作ったものには、無料のbolt.hostというアドレスがつきます。Freeは、サイトにBoltの印が出ます。10月22日に読んだ料金ページでは、Proは「月18ドル、年払い(年216ドル)」で、毎月1,000万トークンから(段階式)で、使い切らなかった分は繰り越せ、独自ドメインをBoltの印なしで使えます。月払いの金額は、このページには出ていませんでした(10月8日に読んだときは「月25ドルから」でした)。Teamsは1人月27ドル(年払い)です。ページには、年払いで最大28%安くなる、税は別とあります。1日の上限については、料金ページの表にProは「上限なし」と書かれています。

Google AI Studio(Build mode)

「Build mode」は、文章の説明から、Reactを使ったウェブアプリ、またはAndroidアプリを作り、その場で動かして見せる機能です。公式の案内には、アイデアが浮かばないときに「I'm Feeling Lucky」で提案をもらえる、と書かれています。

費用については、公式の請求のページが、AI Studioの利用は有料のAPIキーをつながない限り無料、と説明しています。新しいアカウントは無料枠から始まり、有料に移るには、請求先の登録と、前払いのクレジット(最低5ドル)が必要です。アカウントによっては、前払いではなく後払い(Postpay)のプランが案内されることもある、と書かれています。

公開のしかたは3つ。共有、ZIPで保存、Google CloudのCloud Runで公開、です。Cloud Runの費用は別に請求されることがあります。共有した相手には、コードも見えて、複製できます。共有した相手が使うAIの呼び出しは、あなたの利用枠に数えられる、とも書かれています。

Claude(アーティファクト)

Claudeのヘルプによると、アーティファクトは、会話の横に開く、文書、デザイン、スライド、小さな対話型の道具などです。無料アカウントでも会話の中で作れますが、ひな形、外部アプリとの連結、データの保存は、Pro、Max、Team、Enterpriseのプランが必要です。

AIの機能を入れた小さな道具を作ることもできます。使う人は自分のClaudeアカウントでログインし、使った分は、その人のプランの枠に数えられます。あなたがAPIキーを用意したり、その人の分を払ったりする必要はない、と書かれています。新しいアーティファクトは最初は非公開で、共有できます。一つのアーティファクトに保存できるデータは、文字だけで20MBまでです。

料金ページでは、Proは月20ドル、年払いは200ドル(月17ドル相当)です。無料のプランにも、コードを動かしてファイルを作る機能が含まれると書かれています。

最初の1回のやり方

見立てです。どの道具でも通る進め方を、公式の流れに沿って組み立てました。

  1. 作るものを、1文で決める。例:「お店の今日のおすすめを3つ書いて、スマホで見やすく出す1ページ」。誰が、何を入れ、何が出るかを書く。
  2. 無料の範囲で始められる道具を1つ選ぶ。迷ったら、同じ1文を、2つの道具の無料枠で頼み比べると、違いが分かります。(これは僕らの考えです。)
  3. 1文をそのまま頼み、出てきたプレビューを触って確かめる。
  4. 直したい所を、1回に1つだけ頼む。「文字を大きく」「色を落ち着いた色に」のように。
  5. 満足したら、公開か共有の前に、次の節の点を確かめる。

よくある失敗

気をつけること

出典

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