3行でいうと
- メールの下書きや言い換えは、ChatGPTやClaudeのチャットで頼んで貼る方法と、メールの画面の中でAIを呼ぶ方法がある。
- いちばん手軽なのはチャットの画面。ChatGPTはアカウントなしでも使え(地域による)、Claudeにも無料の枠がある。
- Gmailの個人アカウントは、公式の記載では米国のみ。OutlookはGmailなど他社のアドレスではCopilotが使えない。
- 相手の名前、日付、金額は、送る前に自分で確かめる。
メールは短い文章ですが、相手との関係があるぶん、言い回しに迷います。AIに頼むと、下書きを作ってもらったり、書いた文章を丁寧にしたり短くしたりできます。
先に断っておきます。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。この記事は公式の文書を読んでまとめたものです。手順は、公式のページに書かれている範囲だけを書きました。僕らの考えは「見立てです。」で始まる段落に分けています。
先に結論
- 使い方は2通りです。AIのチャットの画面(ChatGPT、Claude)で頼んで、できた文章をメールに貼る方法と、メールの画面の中でAIを呼ぶ方法(GmailのHelp me write、OutlookのCopilot)です。
- いちばん手軽なのは、チャットの画面です。ChatGPTは公式ページに、アカウントなしでも使えると書かれています(ただし欧州(英国は除く)ではまだ使えません)。Claudeにも無料の枠があります。
- メールの画面で使う方法は、条件があります。Gmailは、個人の無料アカウントだと、公式ページの記載では米国でのみの提供です。Outlookは、GmailなどほかのサービスのアドレスではCopilotの機能が使えません。
- AIの文章は間違うことがあります。相手の名前、日付、金額は、送る前に自分で確かめてください。
使える道具の候補
| 道具 | どこで使うか | 使うのに要るもの | 無料でどこまで |
|---|---|---|---|
| ChatGPT | ブラウザ(chatgpt.com)やアプリのチャット | アカウントなしでも使える(公式ページの記載。地域によってはまだ使えない) | 無料プランに、日常の文章のチャットは使い放題と書かれている。ただし不正利用を防ぐ制限つき。ファイルや画像などの機能は、別の制限がある |
| Claude | ブラウザ(claude.ai)、デスクトップ、スマートフォンのアプリ | 18歳以上で、対応している地域にいること | 無料で使える。使える量には限りがあり、5時間ごとに回復する |
| Gmail(Help me write) | Gmailの作成画面の中 | 対象のGoogle WorkspaceかGoogle AIプラン。個人のGoogleアカウントは米国のみ | 無料かどうかは、読んだページに書かれていません |
| Outlook(Copilot) | Outlookのメール作成画面の中 | 職場や学校のアカウント、またはoutlook.com、hotmail.com、live.com、msn.comのアドレス | 無料かどうかは、読んだページに書かれていません。使えない場合は、IT担当者に聞く、と書かれています |
ChatGPT
ChatGPTの公式ヘルプでは、chatgpt.comを開いて、文字を入れる欄にメッセージを打てば始まる、と書かれています。ログインしていないと、会話は1つだけで、履歴は残らず、ログアウトすると続きができません。ログインすると、直近の会話が左の一覧に残ります。ヘルプには、メッセージを送る前にログインや登録を求められる人もいること、この仕組みは対応する国から順に広げている途中で、欧州(英国は除く)ではまだ使えないことも書かれています。
無料プランの説明には、日常の文章のチャットは使い放題(不正利用を防ぐ制限つき)とあります。限度に達した場合は通知が出て、いつ回復するかが画面に表示される、と書かれています。ChatGPTの料金ページでも、10月8日に読んだときは、無料プランに文章のチャットが使い放題と書かれていました(10月22日は本文が読めず、確認できていません)。同じページに、有料プランの名前(Go、Plus、Pro、Business)はありますが、金額は読んだ範囲では載っていませんでした。
Claude
ClaudeのヘルプとClaudeの料金ページで確かめたことです。
- ブラウザ、パソコンのアプリ、スマートフォンのアプリで使えます。
- 最初の会話は、画面の入力欄に質問や頼みごとを、同僚に話すように書いて送る、とヘルプに書かれています。
- 無料の人が使える量には限りがあります。ヘルプによると、使用量の上限は5時間ごとに回復します。混み具合によって使える量が変わることがある、とも書かれています。
- 料金ページでは、無料は0ドル。有料のProは、年払いで月あたり17ドル(年200ドル)、月払いで月20ドルです。通貨の名前は、Proの欄では書かれていませんでした。税は含まれていません。
Gmail(Help me write)
Googleのヘルプによると、メールの作成画面の中で、指示を書くと下書きを作ってくれ、書いた文章を整えることもできます。「Formalize(かしこまった文に)」「Friendly(やわらかく)」「Shorten(短く)」の選択肢があります。
注意点が2つあります。ひとつは、使える人です。対象のGoogle WorkspaceかGoogle AIプランなら世界中で使えます。個人のGoogleアカウントでは、米国のみです。日本語のページにも同じ記載がありました。もうひとつは、日本語に対応しているかです。対応言語は別のページにあると案内されていて、このページには書かれていません。確認できていません。
また、Help me writeを使うとき、Geminiはあなたのほかのメールやドライブのファイルを使って、下書きを個人向けにすることがある、と書かれています。使ったものは「Sources」のアイコンで見られます。
Outlook(Copilot)
Microsoftのヘルプでは、Copilotが使えるのは、職場や学校のアカウントと、outlook.com、hotmail.com、live.com、msn.comのアドレスです。GmailやYahoo、iCloudのアドレスをOutlookで使っていても、Copilotの機能は使えません。
対応するのは、Windowsの新しいOutlookとクラシック版のOutlook、Macの新しいOutlook(古い版のMacのOutlookは対象外)、ウェブ版、AndroidとiOSのアプリです。ただし、新しいOutlookとウェブ版では、書式のないテキスト形式(プレーンテキスト)のメールにはドラフトの機能が使えません。HTML形式に切り替える必要があります。
最初の1回のやり方
チャットの画面で(ChatGPT、Claude)
- ChatGPTは、chatgpt.comを開く。Claudeは、claude.aiを開く。
- 入力欄に頼みごとを書いて送る。
- 返ってきた文章を読み、足りなければ、続けて「もう少し短く」などと伝える。
Claudeのヘルプには、今使っているAIの種類(モデル)が、ウェブとパソコンのアプリでは入力欄の下、スマートフォンでは画面の上に表示され、名前を押すと切り替えられる、とも書かれています。
見立てです。頼みごとには、誰に、何のために、どんな関係かを入れると、返ってくる文章が合いやすいと思います。たとえば「取引先の担当者に、納期を1週間延ばしてほしいとお願いするメールを、丁寧に、短く書いて」のような書き方です。これは公式の手順ではなく、僕らの考えです。
Gmailで
- パソコンでGmailを開く。
- 「作成」を押す。または、返信や下書きを開く。
- 本文を入れるか、空白のままにする。
- 下のほうの入力バーに指示を書く。バーが見えないときは、Help me write(日本語では文書作成のサポート)のアイコンを押す。
- 「作成」を押す。
- 直したいときは、新しい指示を書くか、Formalize、Friendly、Shortenを使う。戻したいときは、元に戻す、やり直すで切り替える。
Outlookで
- 「ホーム」から「新規メール」を押す。
- ツールバーのCopilotのアイコンから、「Draft with Copilot」を選ぶ。
- 指示を書く。
- 長さと口調を調整する欄で選ぶ。
- 「Generate」を押す。
- 読んで、よければ「Keep」を押し、必要なら手で直して送る。
無料でどこまで使えるか
- ChatGPT:文章のチャットは使い放題(制限つき)。アカウントなしでも始められる(地域による)。
- Claude:無料で使える。使用量の上限は5時間ごとに回復する。
- Gmail:対象のWorkspaceかGoogle AIプランが要る。個人アカウントは米国のみ。
- Outlook:対象のアカウントであること。追加の費用が要るかは、読んだページでは確認できていません。
よくある失敗
- 相手の情報を入れすぎた:チャットには、名前や会社名を入れなくても頼めます。見立てです。「◯◯さん」のようにぼかして頼み、貼る前に自分で名前を入れるのが安全だと思います。
- 日本の個人のGmailで、機能が出ない:公式の記載では、個人のGoogleアカウントは米国のみです。
- Outlookで、Gmailのアドレスを使っている:Copilotの機能は使えません。
- プレーンテキストのメールで、Outlookのドラフトが出ない:HTML形式に切り替える必要があります。
- 出てきた文章をそのまま送った:数字、日付、固有名詞は、自分の目で確かめてください。
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。この記事は公式の文書を読んでまとめたものです。
- 無料の範囲、有料プランの金額、対象の国は、変わりやすいです。2026年10月22日に読み直した時点のものです(ChatGPTの料金ページは中身が読めず、日本語版のGmailヘルプと、Outlookの2つ目のページは読み直していないため、10月8日のままです)。
- ChatGPTの料金ページは、10月22日の取得では本文が読めませんでした(10月8日には有料プランの金額が載っていませんでした)。Claudeの金額は、通貨名が書かれていません。
- GmailのHelp me writeの日本語対応、OutlookのCopilotの無料での利用可否、無料プランで入力した内容がAIの改善に使われるかどうかは、読んだ範囲では確認できていません。
- 仕事のメールを、AIの道具に入力してよいかは、職場の決まりによります。顧客の情報や機密は、決まりを確かめてから。
- 公式のヘルプには、AIの答えは不正確なことがある、専門的な助言として頼らないように、とあります。法律や契約に関わるメールは、専門家に確かめてください。
- 設定画面の名前は、公式の英語や日本語のページから書いています。手元の画面と違うことがあります。
出典
- The ChatGPT home page(OpenAI ヘルプ、2026年10月22日確認)
- Using ChatGPT's Free Tier FAQ(OpenAI ヘルプ、2026年10月22日確認)
- ChatGPT pricing(OpenAI、2026年10月8日確認)
- How do I create a Claude account?(Claude Help Center、2026年10月22日確認)
- About free Claude usage(Claude Help Center、2026年10月22日確認)
- Pricing(Claude、2026年10月22日確認)
- Help me write in Gmail(Gmail ヘルプ、2026年10月22日確認)
- Gmail ヘルプ(日本語版、2026年10月8日確認)
- Draft an email message with Copilot in Outlook(Microsoft サポート、2026年10月22日確認)
- Draft an email message with Copilot in Outlook(Microsoft サポート、2026年10月8日確認)
更新履歴
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2026年10月25日 書き方を直しました。
- 前:運営者が使っていないと読める書き方 → いま:「この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません」。公式の資料を読んでまとめた記事で、使い心地は書いていない、という意味に直した
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2026年10月22日 公式の資料を読み直して、次の点を直しました。
- 前:ChatGPTはアカウントなしでも使える → いま:欧州(英国は除く)ではまだ使えない、地域による
- 前:Copilotのドラフト機能はWindowsとMacのOutlook、ウェブ版、アプリ → いま:Macは新しいOutlookだけ(古い版は対象外)、Windowsは新旧どちらも
- 前:ChatGPTの料金ページで、無料プランは文章のチャット使い放題 → いま:10月22日は本文が読めず、10月8日の内容のまま
- 前:Claudeのモデル表示は入力欄の下 → いま:ウェブとパソコンは入力欄の下、スマートフォンは画面の上で、名前を押して切り替え
- 前:ログインしない場合の説明は会話1つ・履歴なしまで → いま:送信前にログインを求められる人もいる、と追記
- 一部の出典は読めなかったため、その部分は前のままです。
