3行でいうと

  • 議事録づくりの道具は、会議アプリの機能(Google Meet、Teams、Zoom)と、録音を文字にする専用の道具(Notta)の2種類。
  • 会議アプリの機能は、対象の有料プランが条件のものが多い。
  • 無料の範囲は、Zoomが月3回まで、Nottaが月120分まで(1回3分まで)。MeetとTeamsは書かれていない。
  • AIの要約は間違うことがある。配る前に、数字、日付、名前を人の目で確かめる。

会議が終わったあと、メモを見返しながら議事録を書く作業は、思った以上に時間を取ります。会議の音声を文字にして(文字起こし)、そこから要点をまとめる(要約)作業は、いまはAIが手伝ってくれます。

先に断っておきます。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。この記事は公式の文書を読んでまとめたものです。手順も、公式のページに書かれている範囲だけを書き写した形です。僕らの考えは「見立てです。」で始まる段落に分けました。

先に結論

使える道具の候補

公式のページで確かめた4つを表にしました。価格や条件は2026年10月22日に読み直した時点のものです。変わることがあります。

道具 何をするものか 使うのに要るもの 無料でどこまで
Google Meet(Googleのビデオ会議) 会議中にGeminiがノートを自動で作る 対象のGoogle Workspace(職場や学校向けの有料の仕組み)またはGoogle AIプラン 公式ページに無料の範囲は書かれていません。個人の無料アカウントが対象かは、確認できていません
Microsoft Teams 会議のあとに、要約つきの「Recap(まとめ)」を作る 会議が録画か文字起こしされていること。AIによる要約には、Teams Premium(追加の有料ライセンス)かMicrosoft Copilotのライセンスが要る 公式ページに無料の範囲は書かれていません
Zoom(ZoomMate) 会議の要約と次にやることを作る 会議の主催者がオンにする 無料プランで、要約は主催する会議で月3回まで。AIメモ(My Notes)も月3回まで。会議は40分まで
Notta(日本の文字起こしサービス) 録音しながら、または録音のあとに文字にする 無料登録(カード不要) 文字起こしは月120分、1回につき3分まで。AI要約は月10回

Google Meet(Gemini)

公式のヘルプでは、この機能は「ノートを自動で作る」機能として説明されています。条件は次のとおりです。

Microsoft Teams

Teamsの公式ページによると、会議が「録画または文字起こしされた」場合に、会議のあとにRecap(まとめ)が作られます。まとめには、録画、文字起こし、共有ファイル、メモ、議題、フォローアップの作業などが含まれることがあります。

AIによる要約には、少なくとも文字起こしがあること、対応する言語であること、5分以上の会議であることが必要と書かれています。同じページのAIノートの欄には「英語のみ」とも書かれていて、要約の欄と書き方が違います。要約の対応言語の一覧(25言語)には日本語が入っています。ライセンスは、Teams Premiumか、Microsoft Copilotのライセンスです。

Zoom

Zoomの公式ページでは、会議の要約(Meeting summary)が、話し合った内容と次にやることをまとめるものとして説明されています。Zoomの料金ページには、AIの仕組みの名前が「ZoomMate」と出ています。

Notta

Nottaは、会議アプリではなく、録音して文字にする専用のサービスです。公式の料金ページに、プランごとの時間と回数が表になっています。

最初の1回のやり方

公式のページに書かれている手順だけを並べます。自分の環境で画面が違うことがあります。

Google Meetで

  1. 事前に、Googleカレンダーで予定にMeetを追加し、ビデオ通話のオプションを開く。
  2. 「会議の記録」の欄で、Geminiでノートを作るチェックを入れる。
  3. または、会議に参加してから、画面右上の自動ノートのアイコンを押し、「メモの作成を開始」を押す(パソコンの場合)。

終わったあと、ノートの文書が、主催者のGoogleドライブの「Google Meet」フォルダに保存されます。予定にも添付されます。文書は2つの見出しに分かれていて、短い「クイックメモ」と、決定事項や作業まで入った「完全なメモ」です。

Teamsで

公式ページに、AIの質問を使う手順が書かれています。

  1. 会議の操作ボタンの中のCopilotのアイコンを押す。
  2. 入力欄の下の「プロンプトを見る」から、「ここまでの会議を要約して」「やることを挙げて」などを選ぶか、自分の言葉で質問する。
  3. 会議のあとは、会議のチャットか、Recapのタブから、Copilotを開く。

ただし、Copilotは原則として会議が文字起こしされていることが前提で、自分の組織の外が主催する会議では動かない、と書かれています。

Zoomで

  1. 会議の主催者が、会議中に「Meeting summary」をオンにする。
  2. 要約は、オンにした時点からの内容について作られ、主催者に自動で届く。
  3. 主催者は、ほかの参加者へメールやZoomのチャットで共有できる。

設定が灰色で押せないときは、管理者がロックしています。

Nottaで

公式のヘルプでは、Web版の手順はこうです。

  1. ログインして、ホーム画面の中央の「録音開始」を押す。
  2. 録音と同時に、リアルタイムで文字になる。
  3. 大事な所には「ブックマーク」を付けられる。
  4. 止めるときは停止ボタンを押し、終わったらホームから録音を確認する。

スマートフォンのアプリでは、録音の前に話す言語を設定します。AI要約の出し方は、読んだ手順のページには書かれていませんでした。確認できていません。

無料でどこまで使えるか

数字は公式ページに書かれたとおりです。

  • Zoom:無料プランは、会議の要約が主催する会議で月3回まで、AIメモが月3回まで。会議は40分、100人まで。有料のZoomMateは、月払いで1人あたり20ドル、年払いで月あたり16.67ドルと、料金ページに出ています(米ドル)。
  • Notta:無料は文字起こしが月120分、1回につき3分まで、AI要約が月10回。プレミアムは年払いで月あたり1,185円(12か月分の14,220円を一括、税込)。月払いの金額は、読んだページには出ていませんでした。
  • Google Meet、Teams:読んだ公式ページには、無料で使える範囲が書かれていません。追加で必要になる費用も、確認できていません。

見立てです。Nottaの無料プランは、1回3分までなので、会議を1本通して録るには足りません。使い心地を試す入口、と考えるのが現実的だと思います。Zoomの月3回は、定例会議が毎週あるチームには足りないはずです。

どれを選ぶか

見立てです。選び方は、会議をどのアプリでやっているかで、ほぼ決まると思います。

よくある失敗

公式のページの条件から考えられる失敗を挙げます。

気をつけること

出典

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