3行でいうと
- 2026年9月16日以降、Coworkは「Claudeの会話そのもの」に統合されつつある。まずProとMaxから順に広がっている。
- Projects(5つまで)、Artifacts、Claude Design・Slides・Docs、スキル、コネクタ、ファイル作成、記憶、音声は、無料のFreeでも使える。
- Research、Claude Code、Claude in Chromeなどは、有料のPro以上で使える。
- 月額はFreeが0ドル、Proが20ドル(年払いなら月17ドル)、Maxが100ドルから。
この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。この記事は公式の文書を読んでまとめたものです。僕らの考えは、段落の頭を「見立てです。」として分けます。
先に結論
- 2026年9月16日以降、Coworkは「Claudeの会話そのもの」に統合されつつあります。モードを選ばず、頼むと、Claudeが必要な道具を選びます。公式の案内では、まずProとMaxで、Web、デスクトップ、モバイルに順番に広がっています。
- Projects(5つまで)、Artifacts、スキル、コネクタ、ファイル作成、記憶、音声は、無料のFreeプランでも使えます。Claude Design・Slides・Docsのテンプレートも、10月22日に読んだヘルプの表では、Freeを含む全プランで使えます。
- Research(調べもの)、Claude Code、Claude in Chromeは、有料のPro以上です。アーティファクトのテンプレートでベータと書かれているのは、Dashboards(Pro以上)とMotion(TeamとEnterprise)です。
- 月額は、Freeが0ドル、Proが20ドル(年払いなら月17ドル)、Maxが100ドルから。
Claudeは何の会社の何か
Claudeは、Anthropic(アンソロピック)が作っているAIです。アプリは、Web、パソコン用のClaude Desktop、スマホ(iOS、Android)で使えます。モデル(AIの頭脳)の名前は、HaikuやSonnet、Opusなどですが、この記事は機能のほうを扱います。
機能の一覧と、プラン別の使える範囲
公式の料金ページの比較表と、各機能のヘルプを合わせました。
| 機能 | Free | Pro | Max | Team | Enterprise |
|---|---|---|---|---|---|
| Projects | 5つまで | あり | あり | あり(共有も可) | あり(共有も可) |
| Artifacts | あり | あり | あり | あり | あり |
| スキル | あり | あり | あり | あり | あり |
| コネクタ | あり(自分で足す分は1つまで) | あり | あり | あり | あり |
| ファイル作成 | あり | あり | あり | あり | あり |
| 記憶 | あり | あり | あり | あり | あり |
| Research | なし | あり | あり | あり | あり |
| Claude Code | なし | あり | あり | あり | あり |
| Claude in Chrome | なし | あり | あり | あり | あり |
| Claude Design・Slides・Docs | あり | あり | あり | あり | あり(10月15日から既定でオン) |
| Cowork(統合後のClaude) | なし | 順次提供中 | 順次提供中 | あり | あり(Web・モバイルは管理者が有効にした場合) |
「Teamの共有」は、Projectsの共有がTeamとEnterpriseだけ、という意味です。
Projects:資料と指示の置き場
公式のヘルプでは、Projectsは、それぞれ独立した作業場で、チャットの履歴と、資料(知識)が別々に置けます。資料をアップロードし、「丁寧な口調で」のような指示も付けられます。Freeは5つまで。有料プランでは、資料が多くなると、必要な部分だけ探して使う方式(RAG)に切り替わり、扱える量が最大で10倍に広がる、と書かれています。ファイルの大きさの上限は、そのページには書かれていませんでした。
Artifacts:会話の横に出る、作ったもの
アーティファクトは、Claudeが作った文書、資料、ダッシュボード、小さな道具などを、会話の横に出して、直したり、使い回したりできる機能です。公式のヘルプの表では、作成はFreeを含む全プランで、「Design(画面や図)」「Slides(スライド)」「Docs(文書)」のテンプレートも、全プランで使え、既定でオンです。Enterpriseでは、2026年10月15日から既定でオンになります(それまでは管理者が有効にする)。ベータ(試験提供)と書かれているのは、Dashboards(Pro以上。Enterpriseは管理者がオンにするまでオフ)とMotion(動画。TeamとEnterprise)です。アーティファクトにアプリをつなぐ機能と、中にデータを保存する機能は、Pro以上です。書き出しは、DocsがWord、PDF、Markdown、Googleドキュメント、SlidesがPowerPoint、PDF、編集できるGoogleスライド、Designがzip、PDF、PowerPoint、単独のHTMLです。
2026年9月16日の変更があります。公式のヘルプでは、それより前に作った旧型のアーティファクトは、公開と共有を続けられますが、新しく作れなくなりました。新しい形の共有の使い方は、僕らは確認できていません。作ったものは、はじめは自分だけに見えます。
スキル:Claudeに渡す「手順書」
スキルは、指示、道具(スクリプト)、資料をひとつの入れ物にしたものです。Claudeが、必要なときにだけ読み込みます。たとえば、会社の文書の書き方、データの整理の手順などです。Excel、Word、PowerPoint、PDF用のスキルは、Anthropicが用意していて、必要なときに自動で使われます。自作もでき、簡単なものはMarkdownという簡単な書き方で、プログラムなしで作れます。使うには、「計算の実行(コード実行)」を設定でオンにします。
コネクタとMCP:外のサービスとつなぐ
コネクタは、Googleドライブ、Gmail、Slackなど、外のサービスにClaudeをつなぐ機能です。公式のヘルプでは、Claudeは「その人自身の権限」でサービスに触れます。見られないファイルは、Claudeにも見えません。自分で足す「カスタムコネクタ」は、MCPという共通の接続の決まりを使います。MCPとは、AIと外のサービスをつなぐための共通の規格のことです。Freeは自分で足すコネクタが1つまで。公式は、信頼できるサービスだけをつなぎ、使わなくなったら外すこと、自分で足したものはAnthropicが確認していないことを、注意として書いています。
Research:調べものを任せる
有料プランで使えます。ヘルプでは、Claudeが、何度も関連する検索を重ね、ネットと、つないだ社内の情報(GmailやGoogleカレンダーなど)を調べて、出典つきの答えを返します。かかる時間の目安は、10月22日に読んだヘルプでは見つかりませんでした(10月8日の読み取りでは「数分」とありました)。ネット検索を同時にオンにする必要があり、ふつうの会話より使用量を速く使い切ることがある、とも書かれています。
Cowork:作業を任せる機能が、Claude本体に
公式のヘルプによると、Coworkは「専門的な作業を、会話でゴールを伝えて任せる」機能で、パソコンを操作するためのターミナル(黒い画面)は要りません。2026年1月12日にMaxの研究プレビューで始まり、4月9日にmacOSとWindowsで正式提供になりました。7月7日にWebとモバイルに広がり、9月16日に「すべての会話にCowork」として統合された、とリリースノートにあります。
統合後は、モード(ChatかCoworkか)を選ぶ必要がなく、Claudeが必要に応じて道具を使います。ヘルプで確認できた中身は次のとおりです。
- 文書、計算式つきの表、編集できるスライドを作る。
- 決まった時間に、クラウドで動くスケジュール作業(パソコンの電源が切れていても動く)。
- 許可の方式は、「Manual」(既定値で、一つ一つ聞く)と「Auto」(ステップごとに止まらない)。さらに、確認なしの「Skip」も別のヘルプにあります。
- デスクトップのアプリだけ:許可したフォルダの中のファイルを読み書きする。内蔵のブラウザを使う。画面を見て操作する「コンピュータ操作」(ベータ。ProとMax)。
- 切り替わる時期は、アカウントごとに違います。「Chat」と「Cowork」が両方、入力欄に出ていれば、まだ統合前です。一度、統合されたら、元には戻せません。
ファイル作成と記憶
ファイル作成:ExcelのxlsxからPowerPoint、Word、PDFまでを作れます。ヘルプによると、アップロードとダウンロードの上限は30MB。作成は、ふつうの会話より、使用量を多く使います。
記憶:Free、Pro、Maxでは、既定でオンです。過去のチャットを探す機能は、有料プランです。記憶は、話題ごとのメモとして保存され、設定の「メモリ」で、見る、直す、消すことができます。ゴースト(おばけ)のマークの「シークレットチャット」では、保存されません。
月額の料金(2026年10月22日確認)
ドル表記で、税の扱いは確認できていません。変わることがあります。
| プラン | 月額 | 確かめた場所 |
|---|---|---|
| Free | 0ドル | 料金ページ |
| Pro | 月払い20ドル、年払いは年200ドル(月あたり約17ドル) | 料金ページとプラン選びのヘルプ |
| Max | 5倍が100ドル、20倍が200ドル | プラン選びのヘルプ。料金ページは「100ドルから」 |
| Team | 標準席は年払い20ドル、月払い25ドル。Premium席は年払い100ドル、月払い125ドル(1席あたり) | 料金ページのみ |
| Enterprise | 1席20ドル(年払い、20席から)に加え、使った分をAPI料金で | 料金ページのみ |
Maxの「5倍」「20倍」は、Proに対する使える量の目安です。
10月7日のリリースノートに、MaxとTeamに、自分のアプリやエージェントを動かすための、毎月のAPIクレジットが付くようになった、とあります(Claude Consoleの組織をつないで受け取る)。料金ページには、Maxは月100〜200ドル分、Teamは最大500ドルの共有分と表示されています。
どれを選ぶか
見立てです。まず無料のFreeで、Projects、Artifacts、ファイル作成、スキルを試せるのは、気楽だと思います。ResearchやCowork、Claude Codeのように、長い作業を任せる使い方は、使用量を速く使うと、公式のヘルプにも書かれています。そこで足りなくなってから、Proを考えるのが無理がないと思います。
見立てです。「Coworkを使うため」だけに悩まなくてよい時期に入ったように読めます。入力欄に「Cowork」のボタンが残っているかどうかで、自分のアカウントがどちらの段階かが分かります。
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。
- 同じ公式サイトの中で、書き方が分かれています。Coworkは、料金ページがPro・Maxを「順次提供中」とする一方、Coworkの入門ヘルプは「デスクトップはすべての有料プラン、WebとモバイルはPro・Max・Team(Enterpriseは管理者が有効にした場合)」とします。どれが現在の正確な条件か、確認できていません。
- Team、Enterpriseの金額は、料金ページの1か所だけで読みました。
- 日本円の金額、税の扱いは、確認できていません。
- 使える量(メッセージ数)は、数字が書かれていません。「Maxは5倍、20倍」のような目安だけです。
- コンピュータ操作はベータです。公式のヘルプは、銀行、医療、行政などの敏感なアプリを触らせないこと、お金、法律、医療の用事には使わないことを、すすめています。
- スキルやコネクタには、悪意のある指示が紛れ込むことがあります。公式も、ファイルを作るとき、見知らぬ文書やサイトに隠された指示への注意をすすめています。
- 10月21日のリリースノートに、ProとMax向けのリサーチプレビュー「Claude Duet」(Claudeが先回りして動くエージェントのアプリ、とある)が載っています。中身は読めていないので、この記事の表には入れていません。
- 名前、プランの範囲、日付は変わりやすいです。
出典
- Plans & Pricing(Claude、Anthropic、2026年10月22日確認)
- Choosing a Claude plan(Claude Help Center、2026年10月22日確認)
- Release notes(Claude Help Center、2026年10月22日確認)
- Claude Cowork and chat are one Claude(Claude Help Center、2026年10月22日確認)
- Get started with Claude Cowork(Claude Help Center、2026年10月22日確認)
- Let Claude use your computer in Cowork(Claude Help Center、2026年10月22日確認)
- What are artifacts and how do I use them?(Claude Help Center、2026年10月22日確認)
- Get started with Claude Docs(Claude Help Center、2026年10月22日確認)
- What are projects?(Claude Help Center、2026年10月22日確認)
- What are skills?(Claude Help Center、2026年10月22日確認)
- Use connectors to extend Claude's capabilities(Claude Help Center、2026年10月22日確認)
- Use research on Claude(Claude Help Center、2026年10月22日確認)
- Create and edit files with Claude(Claude Help Center、2026年10月22日確認)
- Use Claude's chat search and memory(Claude Help Center、2026年10月22日確認)
更新履歴
- 2026年10月25日 書き方を直しました。
- 前:運営者が使っていないと読める書き方 → いま:「この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません」。公式の資料を読んでまとめた記事で、使い心地は書いていない、という意味に直した
