3行でいうと
- Adobe Fireflyは、画像、動画、音声、ベクター画像をつくる・直すAI。プランに入らなくても毎日の無料枠がある。
- 有料プランは月額9.99ドル(Standard)から。毎月の生成クレジットで動画などを使い、余りは翌月に持ち越せない。
- 公式の説明では、Adobe自身のFireflyのモデルは商用利用に適している。他社のモデルに当てはまるかは書かれていない。
- Seedance 2.0やKling 3.0を使うと、指示文と参考ファイルが中国の会社に送られるとAdobeが明記している。
先に結論です。
- Fireflyは、画像、動画、音声、ベクター画像(拡大しても崩れない絵)をつくる・直すためのAIです。プランに入らなくても、毎日の無料の生成枠があります。
- 有料プランは、月額9.99ドル(Standard)から。毎月もらえる「生成クレジット」で、動画や他社モデルなどの高度な機能を使います。使い切れなかった分は、翌月に持ち越せません。
- 公式の説明では、Adobe自身のFireflyのモデルは「商用利用に適している」。学習に使ったのは、Adobe Stockの許諾済みの素材と、著作権が切れたパブリックドメインの素材です。他社のモデル(パートナーモデル)については、同じ説明が当てはまるかは、読んだページには書かれていませんでした。
この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。この記事は公式の文書を読んでまとめたものです。僕らの考えは「見立てです。」で始めて、事実と分けます。
何の会社の何か
Adobeは、PhotoshopやIllustratorなどを出している会社です。Adobe Fireflyは、そのAdobeのAIの名前です。ウェブとスマホのアプリ、そして、PhotoshopなどAdobeの各アプリの中の「生成塗りつぶし」などの機能にも使われています。
公式のページに書かれている、いまのFireflyの中身は次のとおりです。
| 分野 | できること(公式の説明の要約) |
|---|---|
| 画像 | 文章から画像をつくる。不要なものを消す、背景を広げる、解像度を上げる |
| 動画 | 文章や画像から短い動画をつくる。ウェブで使える動画の編集画面(ベータ表示)もある |
| 音声 | 音楽、効果音、音声(読み上げ)をつくる。音声や動画の翻訳もできる |
| Firefly Boards | アイデアを集めて、並べて、混ぜ合わせる共有の作業台。チームで使える |
| AIアシスタント | 会話の形で、画像や動画の生成・編集を頼む |
| パートナーモデル | Adobeのモデルのほか、Google、OpenAI、Runway、Luma AI、ElevenLabsなどの他社のモデルも同じアプリで選べる |
Adobe自身の画像モデルとして、公式のページには「Firefly Image 5」「Firefly Image 4 Ultra」などが出てきます。
料金と「生成クレジット」
月額プラン
2026年10月22日に、Adobeの公式の料金ページで確かめ直しました(米国向けは米ドル、日本向けは円・税込の表示)。金額とクレジット量は、10月8日に読んだ内容と同じでした。
| プラン | 米国 | 日本(税込) | 毎月の生成クレジット |
|---|---|---|---|
| Firefly Standard | 9.99ドル/月 | 1,580円/月 | 2,000 |
| Firefly Pro | 19.99ドル/月 | 3,180円/月 | 4,000 |
| Firefly Pro Plus | 49.99ドル/月 | 6,600円/月 | 10,000 |
| Firefly Premium | 199.99ドル/月 | 31,680円/月 | 50,000 |
- 10月8日に読んだときは、Pro PlusとPremiumに「初年度30%引き」の表示があり、米国向けが「10月21日まで」、日本向けが「10月12日まで」と書かれていました(割引後は米国でPro Plus 34.97ドル、Premium 139.91ドル、日本でPro Plus 4,617円、Premium 22,162円)。10月22日に読んだ料金ページでは、この割引は見つかりませんでした。期限はどちらも過ぎています。
- チーム向けは、ライセンス1つあたり、Pro・Pro Plus・Premiumが同じ金額と同じクレジット数でした。管理機能と24時間365日のサポートなどが付きます。
- 全プランに、Firefly Boardsとウェブ・スマホ版が含まれます。公式の表では、プランごとに「5秒の動画が何本まで」「音声・動画の翻訳が何分まで」「効果音が何回まで」といった目安が出ています(たとえば、Standardは5秒の動画が20本まで、Proは40本まで)。
無料の枠
公式のページには、プランに入らなくても、画像・動画・音声を毎日いくらか無料で生成できると書かれています。回数の具体的な数字は、読んだページには書かれていませんでした。日本の料金ページには「生成上限は毎日リセットされます」という趣旨の記載があります。一方、別のヘルプ(Generative credits FAQ)には、無料プランのクレジットは最初に使ったときに付き、1か月後に切れる、という書き方もあります。ページ同士で書き方が違うので、実際の仕組みは、確認できていません。
生成クレジットの仕組み
公式のヘルプによると、次のとおりです。
- 有料プランは、請求日に、毎月決まった量にリセットされます。余ったクレジットは持ち越せません。
- 生成を始めるときに先に引かれます。生成に失敗したときは、ふつう数分以内(動画のような長い作業は24時間以内)に戻されます。
- 「標準的な生成」(たとえばPhotoshopの生成塗りつぶし)は、プランによっては回数無制限で、クレジットを使うのは「プレミアム機能」だけです。ヘルプの別のページには、Firefly Image 4と3、生成塗りつぶし、生成消去、生成拡張、背景削除、アップスケールは、Fireflyとクレジットのプランでずっと無制限と書かれています。
- パートナーモデルは「プレミアム機能」の扱いで、プランのクレジットを使います。消費量は、モデル、出力、ファイルの大きさで変わります。
公式のヘルプに出ている、1回あたりの消費の例です(機能で変わります)。
| 内容 | 消費するクレジット |
|---|---|
| Firefly Image 5で1枚 | 10 |
| Firefly Image 4 Ultraで1枚 | 20 |
| 動画の生成(Generate Video) | 1秒あたり、1080pで100、720pで50、540pで20 |
| 音声・動画の翻訳 | 1秒あたり5 |
| 音楽の生成 | 1分あたり20 |
| 効果音の生成 | 1回あたり10 |
| 音声(読み上げ)の生成 | 1,000文字あたり10(Firefly Speechの場合) |
僕らの計算です。Standardの2,000クレジットなら、Firefly Image 5を1枚10クレジットとして、画像は200枚ほど。1080pの動画は1秒あたり100クレジットなので、20秒です。実際の消費は機能で変わるので、目安として読んでください。
期間限定の「無制限」のキャンペーン
公式のキャンペーンページには、Pro、Pro Plus、Premium(個人向け)で、選ばれたモデルが最大1年間、生成し放題になる企画が出ています。ウェブのFireflyとスマホアプリだけが対象で、プランごとに対象のモデルが違います。対象のモデル一覧は「2026年10月13日時点」のもの(10月8日に読んだときは「6月11日時点」でした)で、いつでも変わると書かれています。期間は、対象のプランを始めた日から続けて12か月で、決まった終了日ではありません。対象は個人向けのPro、Pro Plus、Premiumと、クレジットのプランで、チーム向けとEnterpriseは入っていません。
商用利用と学習データ
公式のページの内容を、短く言い換えます。
- 商用利用:料金ページのよくある質問に、「Adobe FireflyのAIモデルで生成されたものは、商用利用に適している」とあります。
- 学習データ:Adobe自身のFireflyのモデルは、Adobe Stockの許諾済みの素材と、著作権が切れたパブリックドメインの素材で学習した、と書かれています。
- 利用者の作品を学習に使うか:公式ページに「Adobeは、Creative Cloud契約者の個人の作品を、Fireflyのモデルにも、パートナーモデルにも学習に使わない」とあります。パートナーモデルのヘルプにも、「あなたの内容は、パートナーモデルにもAdobeのモデルにも学習に使われない」とあります。プロンプト(指示文)や入力は、出力をつくるためだけに使われる、とも書かれています。
- パートナーモデル:「Adobeが開発したものではない」と書かれ、自分のプロジェクトに合うかは利用者が判断することになっています。「商用利用に適している」という説明が、パートナーモデルの出力にも当てはまるのかは、読んだページには書かれていませんでした。
- 中国の会社のモデル:Seedance 2.0、Kling 3.0、Kling 3.0 Omniを使うときは、指示文と参考のファイルが、そのモデルを作った中国の会社に送られる、とAdobeが明記しています。これらは、いまのところ個人向けのプランだけで使える、ともヘルプにあります。
- コンテンツクレデンシャル:「どんな道具で作られたか」を記録する情報です。公式ページには、Fireflyの出力にはこの情報が入ると書かれています。パートナーモデルのヘルプには、この情報が「パートナーモデルで作ったことを示せる」と書かれています。ただし、どの出力にも必ず入るのかは、読んだページでは確認できていません。
賠償の肩代わり(補償)の条件は、読んだページから確認できませんでした。法的な判断は、この記事ではしません。個別のケースは専門家に相談してください。
どれを選ぶか
見立てです。
- まず無料の毎日枠で試して、画像だけか、動画や音声も使うかを見る、という入り方がよいと思います。
- 画像が中心なら、Standardの2,000クレジットでも足りる場面が多そうです。動画をよく作るなら、1秒のコストが高いので、ProやPro Plusの量が必要になると思います。
- 仕事の成果物に使うなら、Adobeのモデルを選ぶのか、パートナーモデルを選ぶのかで、説明が変わります。使うモデルごとに、公式の説明を確認するのがよいと思います。
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。この記事は公式の文書を読んでまとめたものです。
- 「初年度30%引き」の期限(米国10月21日、日本10月12日)は、10月8日に読んだページの表示のままで、年の表記はありません。10月22日の時点で、どちらも過ぎていて、割引の表示も見つかりませんでした。
- 無料の毎日枠の回数は、確認できていません。
- パートナーモデルの商用利用の扱い、補償の条件は、確認できていません。
- 消費クレジットの例は、機能やモデルで変わります。
- 「無制限」のキャンペーンの対象モデルは、いつでも変わるとされています。
- 税の扱いは、日本向けは「税込」と書かれていました。米国向けのページには、税の記載はありませんでした。
- 料金、モデルの名前、対象は、変わることがあります。
出典
- Adobe Firefly plans(Adobe、2026年10月22日確認)
- Adobe Firefly プラン(日本)(Adobe、2026年10月22日確認)
- Adobe Firefly(Adobe、2026年10月22日確認)
- Adobe Firefly overview(Adobe Help Center、Adobe、2026年10月22日確認)
- Generative credits FAQ(Adobe Help Center、Adobe、2026年10月22日確認)
- Generative credits FAQ(Creative Cloud、Adobe Help Center、Adobe、2026年10月22日確認)
- Firefly unlimited generations special offer(Adobe Help Center、Adobe、2026年10月22日確認)
- Partner models in Adobe products(Adobe Help Center、Adobe、2026年10月22日確認)
更新履歴
- 2026年10月25日 書き方を直しました。
- 前:運営者が使っていないと読める書き方 → いま:「この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません」。公式の資料を読んでまとめた記事で、使い心地は書いていない、という意味に直した
