3行でいうと
- Midjourneyは文章から4枚の画像をつくるAI。ブラウザでmidjourney.comにログインし、プランを選んで始める。
- 公式の料金表に無料プランはなく、いちばん安いのは月10ドルのBasic。動画は自分の画像を動かす形で全プランでつくれる。
- 料金は「GPU時間」という持ち分で決まり、動画は画像より計算時間を大きく使う。
- 年間の売上が100万ドルを超える会社は、ProかMegaのプランが必要と規約にある。
この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。この記事は公式の文書を読んでまとめたものです。
先に結論
- 入口は、ブラウザで midjourney.com にログインして、プランを選ぶ形です。公式の料金表に、無料プランは載っていません。いちばん安いのは月10ドルのBasicです。
- 画像の最新バージョンは、2026年7月24日からの「V8.2」です。画像の編集専用の「Edit」モデルも、2026年8月に出ています。
- 動画は、自分の画像を動かす形で、全プランでつくれます。ただし画像より、使う計算時間が大きく増えます。
- 見立てです。月額の金額だけでなく、「Fast時間」という持ち時間と、「Relax」で何が使い放題になるかで、使い心地が変わるサービスだと思います。
Midjourneyとは
Midjourneyは、文章で「こんな絵」と指示すると、4枚の画像を返してくれるサービスです。この指示の文章を「プロンプト」と呼びます。
公式のはじめかたの案内は、Webアプリ(midjourney.com の Create ページ)を前提にしています。画面上部の「Imagine」という入力欄に文章を入れて送ると、4枚の画像ができる、という流れです。Discord(チャットアプリ)は、公式の案内では、作品を見せ合ったり、助けてもらったりする場として書かれています。ただしDiscordでも、プロンプトに --v や --video を付けて指示する書き方が、公式の文書に残っています。
名前の変更や統合は、確認した範囲ではありません。サービス名は、これまでどおりMidjourneyです。
画像モデルのバージョン
公式のモデル一覧(2026年10月22日確認)に載っているバージョンです。
| バージョン | 公開日 | 公式の説明 |
|---|---|---|
| V8.2 | 2026年7月24日 | いまの標準。見た目の質と「パーソナライズ」が強化された。新しい「Edit」モデルが、従来の「Omni Reference」「Character Reference」「Retexture」に置き換わる |
| V8.1 | 2026年4月14日 | 当時いちばん速いモデル。プロンプトの読み取りが改善。拡大なしで2Kの高解像度画像 |
| V8.0 | 2026年3月17日(アルファ) | 提供終了。過去の画像はギャラリーに残る |
| V7 | 2025年4月3日 | 「Draft Mode」と「Omni Reference」を導入 |
| V6.1 | 2024年7月30日 | V6より約25%速く、細部が整った |
| V6 | 2023年12月20日 | 長い指示の読み取りが向上 |
| Niji 7 | 2026年1月9日 | アニメやイラスト調に特化した別シリーズ |
バージョンを切り替えるには、プロンプトの最後に --v と数字を付けます。標準を変えたいときは、Webなら入力欄の歯車(設定)から選びます。
できること
画像をつくる
文章から4枚の画像をつくるのが基本です。ほかに、公式の文書にある機能を挙げます。
- パーソナライズ:自分が選んだ画像の好みを学んで、仕上がりを自分の好みに寄せる機能です。使うには、まず画像を選んで「Global Profile」を解放し、プロンプトに
--pを付けます。何枚選べば足りるかは、公式の説明に数字がありません。 - Edit(編集)モデル:2026年8月27日の公式の告知によると、既存の画像を文章の指示で直したり、最大4枚の画像を参考にして新しい画像をつくったり、一部だけ描き直したり(インペイント)、画面の外側へ広げたり(アウトペイント)できます。告知には「テスト中で、全員が使える」とあります。この機能の追加料金について、告知には書かれていません。9月24日には、塗り直し(インペイント)と広げる機能(アウトペイント)の改善が告知され、選んだ部分だけが変わり、くり返し直しても画質が落ちにくくなった、とあります。
動画をつくる
公式の動画の説明(2026年10月22日確認)です。
- 自分のギャラリーにある画像から、「Auto」「Manual」「Loop」のボタンで動かします。入力欄の画像アイコンで、最初の1コマを足すこともできます。文章の指示は、なくても構いません。
- 長さは5秒から始まり、1回の延長で4秒ずつ増えます。延長は最大4回で、最長21秒です。
- 標準の画質は480p(SD)。Standard以上のプランでは、設定で720p(HD)も選べます。
- 公式の説明にモデル名は書かれていません。
使い始め方
公式の案内の手順を、日常語にすると次のとおりです。
- midjourney.com にログインし、プランを選んで支払う。
- Createページ(midjourney.com/imagine)を開く。
- 上の「Imagine」欄に、描きたいものを文章で入れ、Enterで送る。
- 進み具合が100%になれば、4枚の画像ができている。
プロンプトの書き方のコツは、公式が「Prompt Basics」「Art of Prompting」という別の記事に分けています。このはじめかたの案内には、具体的なコツは書かれていません。
プランと料金
公式のプラン比較(2026年10月22日確認、米ドル)です。同じ数字を、2か所の公式ページで確かめました。
| 項目 | Basic | Standard | Pro | Mega |
|---|---|---|---|---|
| 月払い | 10ドル | 30ドル | 60ドル | 120ドル |
| 年払い(月あたり) | 96ドル(8ドル) | 288ドル(24ドル) | 576ドル(48ドル) | 1,152ドル(96ドル) |
| Fast時間(1か月) | 3.3時間(200分) | 15時間 | 30時間 | 60時間 |
| Relax | なし | 画像が使い放題 | 画像とSD動画が使い放題 | 画像とSD動画が使い放題 |
| ステルスモード | なし | なし | あり | あり |
| 同時に動かせる画像 | Fast 3件 | FastまたはRelax 3件 | Fast 12件またはRelax 3件 | Fast 12件またはRelax 3件 |
| 同時に動かせる動画 | Fast 1件 | Fast 3件 | Fast 6件またはRelax 3件 | Fast 12件またはRelax 3件 |
| 動画の画質 | SD | SDとHD | SDとHD | SDとHD |
年払いは、1年分を前払いして、20%安くなる形です。追加の計算時間は、どのプランでも1時間4ドルです。プランは、解約しない限り毎月(毎年)自動で更新されます。
「Fast」と「Relax」の意味
Midjourneyの料金は、「GPU時間」という、計算機を使った時間の持ち分で決まります。公式の説明(2026年10月22日確認)をまとめます。
- Fast:すぐに作る方式です。毎月のFast時間を使います。更新のたびにリセットされ、余った分は繰り越されません。
- Relax:Fast時間を使わず、順番待ちで作る方式です。待ち時間は0分から30分で、混み具合で変わります。画像のRelaxはStandard以上、SD動画のRelaxはPro以上です。HD動画、繰り返し生成(repeat)、最大の拡大(Max Upscale)は、Relaxでは使えません。
- Turbo:Fast時間を使い、画像1枚あたり2倍の時間を消費して、最大4倍速くする実験的な方式です。V8.1では使えないと書かれています。
目安の消費も、公式の説明にあります。
- 画像の指示1回(Fast):SDで約0.8分、HDで約1.3分。Editモデルは、SDで約1分、HDで約2.3分
- 5秒のSD動画(4本セット):8分。HDなら26分
- 4本セットではなく1本だけなら、SDで2分、HDで7分
僕らの計算です。Basicの200分なら、SDの画像の指示は約250回(HDなら約150回)、SD動画を1本ずつつくるなら約100本ぶんです。HDの動画1本は7分なので、Standardの900分(15時間)で約128本です。いずれも、拡大や設定で消費が変わるので、目安です。
Fast時間がなくなったときは、追加購入するか、Webで課題をこなして無料のFast時間を得る方法が、公式の説明にあります。
作った画像の権利と公開の扱い
以下は、公式の利用規約(Terms of Service。ページに2026年5月27日付の版と表示)の言い換えで、法的な判断ではありません。
- 規約は、利用者が作ったものの所有を、法律が認める範囲で利用者に認める、と書いています。解約やプランを下げた後も続く、とあります。
- 他人の画像を拡大しても、その画像の持ち主は変わりません。
- 一方で、利用者はMidjourneyに、広く使える権利(永続的・世界中・非独占的などと規約にある)を与える、とあります。
- 年間の売上が100万ドルを超える会社(またはその従業員)は、作ったものを自分のものにするために、ProかMegaのプランが必要、と書かれています。料金表にも、同じ条件があります。
- 作った画像は、標準では誰でも見られ、リミックス(作り直し)もできる状態です。非公開にしたいときは、ProかMegaの「ステルスモード」を使います。ただし、公式は「公開しないよう最善を尽くす」という書き方です。共有のチャット空間でつくった画像は、ステルスでも、そこにいる人に見えます。
- コミュニティのルールは、暴力的な描写、性的な内容、実在の人物への嫌がらせ、人をだます内容などを禁じています。
どれを選ぶか
見立てです。実際に使い比べたものではなく、公式の表を読んだうえでの僕らの考えです。
- まず試したい人:Basic(月10ドル)。画像を数百回つくるぶんの時間はあります(SDなら約250回の計算)。ただしRelaxがないので、時間を使い切るとそこで止まります。
- たくさんつくりたい人:Standard(月30ドル)。Relaxで画像が使い放題になるのが、大きな違いだと思います。
- 作品を人に見られたくない人、動画をたくさんつくる人:Pro(月60ドル)。ステルスモードと、SD動画のRelaxが付きます。
- 会社で使う人:年間の売上が100万ドルを超える会社は、ProかMega以上が条件です。それ以下でも、規約の全文を確認してください。
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。この記事は公式の文書を読んでまとめたものです。
- 金額はすべて米ドルです。日本円の金額、税込かどうかは、確認できていません。
- 公式の料金表に無料プランは載っていません。ただし、過去に無料体験があったかどうか、いま特別に配られているかは、確認できていません。
- Edit モデルの追加料金や、動画のモデル名は、読んだ公式ページに書かれておらず、確認できていません。Editモデル1回で使うFast時間(SDで約1分、HDで約2.3分)は、公式の表に載っています。
- 動画の「画像の何倍の時間を使うか」は、公式の文書に書かれた分以外は、確認できていません。
- ステルスモードは「最善の努力」という書き方です。完全な秘密を保証するものと読み取れません。
- 規約の「ライセンス」と「所有」の部分は、短い言い換えです。仕事に使う前に、最新の規約の全文を読んでください。個別の判断は専門家に。
- バージョン、プラン、料金は、変わることがあります。
出典
- Comparing Midjourney Plans(Midjourney Docs、Midjourney、2026年10月22日確認)
- Comparing Midjourney Plans(Midjourney Docs、Midjourney、2026年10月22日確認)
- Model Versions(Midjourney Docs、Midjourney、2026年10月22日確認)
- Quick Start(Midjourney Docs、Midjourney、2026年10月22日確認)
- Video(Midjourney Docs、Midjourney、2026年10月22日確認)
- Fast and Relax Modes(Midjourney Docs、Midjourney、2026年10月22日確認)
- Personalization(Midjourney Docs、Midjourney、2026年10月22日確認)
- Terms of Service(Midjourney Docs、Midjourney、2026年10月22日確認)
- Community Guidelines(Midjourney Docs、Midjourney、2026年10月22日確認)
- Edit model for V8(Midjourney Updates、Midjourney、2026年10月22日確認)
- Midjourney Updates(Midjourney、2026年10月22日確認)
- Edit updates, thumbnail previews, and more(Midjourney Updates、Midjourney、2026年9月24日、2026年10月22日確認)
更新履歴
- 2026年10月25日 書き方を直しました。
- 前:運営者が使っていないと読める書き方 → いま:「この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません」。公式の資料を読んでまとめた記事で、使い心地は書いていない、という意味に直した
