3行でいうと
- ClaudeにはNotion用のコネクタが公式の一覧にあり、ページを探して読み、作ったり直したりできる。
- Claudeが触れるのは、つないだ本人がNotionで見られる範囲だけ。
- 書き込みができる分、確認の設定が大事。調べもの機能(Research)では、書き込みの道具を先にオフにするよう公式(カスタムコネクタのヘルプ)にある。
- Notion側の道具の一覧には、ページやデータベースをゴミ箱に移す削除の道具もある(Claudeの紹介ページの13個には入っていない)。
- Notionのコネクタがどのプランで使えるかを個別に書いたページは、見つかっていない。
Notionに資料やメモをためている人が、Claudeに「このプロジェクトのメモを読んで、次の一手を整理して」と頼みたい。そのとき、2つの間に公式の橋があるのか。
この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。この記事は公式の文書を読んでまとめたものです。手順は文書から組み立てた想定で、僕らの考えは「見立てです。」で始まる段落に分けました。
先に結論
- ClaudeにはNotion用のコネクタが、公式の一覧(ディレクトリ)に載っています。Claudeの公式ページに、探す、読む、ページを作る、直す、移す、複製する、データベースを作る、コメントをつける、といった道具が並んでいます。
- 仕組みの名前は「MCP」です。AIと外のサービスをつなぐ共通の決まりのことで、Notionが用意した窓口(アドレス)にClaudeがつながります。
- Claudeの公式ヘルプでは、ディレクトリのコネクタは、すべてのユーザーに提供されると書かれています。無料のFreeプランも含みます。ただし、Notionのコネクタが、どのプランで使えるかを個別に書いたページは、見つかりませんでした。確認できていません。
- Claudeが触れるのは、つないだ本人がNotionで見られる範囲だけです。
- 書き込みができる分、確認の設定と、つなぐ先の見きわめが大事です。公式も注意を書いています。
それぞれ何か
Claudeは、Anthropicが出しているAIのチャットです。コネクタは、そのClaudeに外のサービスをつなぐ仕組みです。Notion(ノーション)は、メモ、表、資料をまとめて置ける道具です。
「ChatGPTとNotion」の記事では、ChatGPT側の連携を扱いました。この記事は、Claude側の、コネクタとMCPの話に絞ります。
なぜ組み合わせるのか
見立てです。Notionは「貯める場所」、Claudeは「読んで考える相手」と分けると、役割がはっきりします。Notionにはページが増えるほど、探して、読んで、まとめる手間が増えます。そこをClaudeに任せる使い方です。
もうひとつ、Claudeの特徴は、つなぎ方の選択肢が複数あることです。普通のチャットからコネクタで使う道と、開発者向けの道具(Claude Code)から、同じNotionの窓口に直接つなぐ道が、公式に書かれています。
つなぎ方(公式に書かれた範囲)
方法1:Claudeのコネクタとして足す
Claudeの公式ヘルプとNotionのコネクタの紹介ページから組み立てました。
- Claudeで「Customize」→「Connectors」を開き、「Connectors」の横の「+」から一覧(ディレクトリ)を見る。
- 一覧からNotionを選び、説明を確かめて、「Connect」または「Install」を押す。Notionの紹介ページには「Add to Claude」ボタンもある。
- Notionのサインインと承認の画面が出るので、進める。
- 会話で使うには、「+」メニュー(または「/」)から「Connectors」で、Notionをオンにする。
TeamとEnterpriseの場合は、先に組織のOwnerが「Organization settings」の「Connectors」で「Browse connectors」からNotionを選び、「Add to your team」で足します。そのあと、各自が個別にサインインします。Enterpriseには、Ownerが1回承認すれば組織全体でつながる「Enterprise-managed auth」(ベータ)もあり、Notion側のヘルプも、Oktaを使う会社向けの同様のつなぎ方を書いています。
Notionの紹介ページには、「Anthropic verified」(Anthropicが確認済み)の印があり、追加は2025年11月と書かれています。
方法2:自分でアドレスを入れる(カスタムコネクタ)
一覧にないサービスや、自分で選んだ窓口は、個人のアカウントでは「Customize」→「Connectors」→「+ Add」→「Add custom connector」から、名前とMCPサーバーのアドレスを入れます(TeamとEnterpriseのOwnerは「Organization settings」→「Connectors」→「Add」→「Custom」→「Web」)。NotionのMCPのアドレスは、Notionの開発者向けの文書に https://mcp.notion.com/mcp と書かれています。
Freeプランでは、自分で足すカスタムコネクタは1つまでです。ヘルプには、自分で足したコネクタはAnthropicが確認していない、とも書かれています。Notionのコネクタは一覧にあるので、この方法1で足せます。自分でアドレスを入れるより、一覧の「確認済み」のものを使うほうが安心です。
方法3:Claude Codeから使う(開発者寄り)
Notionの開発者向けの文書には、黒い画面の道具「Claude Code」から使う手順があります。次の命令を打ち、続けて /mcp と打って、承認の流れを済ませる、と書かれています。
claude mcp add --transport http notion https://mcp.notion.com/mcp
見立てです。開発をしない人は、方法1で十分だと思います。
使える道具の一覧
Claudeのコネクタ紹介ページに書かれている道具は、次のとおりです(書き込み系は、名前から分かるものを書き分けました)。
| 種類 | 道具 |
|---|---|
| 読む | search(探す)、fetch(ページを取り出す)、get-comments(コメントを見る)、get-users、get-self、get-user |
| 書く・変える | create-pages(ページを作る)、update-page(ページを直す)、move-pages(移す)、duplicate-page(複製)、create-database(表を作る)、update-database、create-comment(コメントを書く) |
Notionの開発者向けのページ(道具の一覧)には、もっと多くの道具があり、ビューの作成、添付、チーム一覧、カレンダーなどもあります。その一覧には削除の道具もあります。notion-delete-pages は最大20ページ(データベースの行を含む)、notion-delete-databases は最大20のデータベースを、ゴミ箱に移します。どちらも user_confirmed: true が要る、と書かれています。ゴミ箱に移したものは notion-restore-pages で戻せます。ただし、Claudeのコネクタ紹介ページに並ぶ13個の道具には、削除は入っていません。Claudeのコネクタから、実際にどの道具が見えるかは、確認できていません。
また、プランによる違いが、Notion側に書かれています。検索の細かい絞り込みの一部は、BusinessかEnterpriseが必要です。連携先まで探す検索は、BusinessかEnterpriseでNotion AIがあるプランです。メモの検索(会議メモなど)も、Business以上でNotion AIがあるプランです。コメントの更新・削除などの道具は、BusinessかEnterpriseです。基本の探す、読む、作る、直すは、条件が書かれていません。
ローカルのファイルをアップロードする道具(notion-create-file-upload)は、1回の方式で20MiB(約20メガバイト)までです。それより大きいファイルは、別のファイルアップロードAPIが要る、と書かれています。
確認の設定:書き込みの前に立ち止まる
Claudeの公式ヘルプから、使えるのは次の設定です。
- 道具を使うとき、Claudeが許可を求めることがあります。「Allow always」(いつも許可)は、確認なしで動かして安心な、信頼できるサーバーと道具だけにする、とカスタムコネクタのヘルプに書かれています。
- チャットの「+」(または「/」)から「Connectors」にあわせると「Tool access」があり、Auto(既定)とOn demandを選べます。コネクタを10個以上オンにしているときは、On demandが勧められています。どう違うかの細かい説明は、読んだページにはありませんでした。
- 会話で使うコネクタは、「+」メニューでオンにしたものだけです。関係のないコネクタは、オフにしておけます。
- 調べもの機能(Research)は、コネクタの道具を、追加の確認なしに使えます。書き込みができる道具は、先にオフにするように、とカスタムコネクタのヘルプにあります。
- 「Customize」→「Connectors」でコネクタを選ぶと「Tool permissions」があり、読む系、書く・消す系などの種類ごと、または道具ごとに「Always allow」「Needs approval」「Blocked」を選べます。TeamとEnterpriseでは、Ownerが組織全体に決めたものを、利用者は変えられません。個人のアカウントでの扱いは、読んだページでは確認できていません。
見立てです。Notionの書き込み系の道具(作る、直す、移す)は、最初は「毎回確認」にしておくのがよいと思います。
権限とデータ
- Claudeは、つないだ本人の権限でNotionに触れます。NotionのMCPの文書にも、本人の権限がそのまま及ぶ、とあります。見られないページは見えません。
- Notionのヘルプには、接続した道具を1つだけ切る方法は書かれていません。外すときは「Disconnect All Users」でMCPの接続を全部切って、必要なものだけつなぎ直します。
- Enterpriseでは、管理者が「Settings」→「Connections」→「Permissions」で、AIアプリを「承認済みの一覧のみ」にして、それ以外はつなげないようにできます。
- Claudeのヘルプによると、つないだサービスのデータは、そのサービスの規約と仕組みで扱われます。保管場所は米国外のこともあり、米国内だけで処理する設定のようなClaude側の設定は、つないだ先の場所を変えない、とあります。
- Notionは、初期設定で、お客様のデータをモデルの学習に使わず、AI提供会社にも使わせないと書いています(Notion AIのセキュリティの説明)。外部のAIに渡った分の扱いは、Claude側の規約を見ます。ここは、確認できていません。
料金(2026年10月22日確認)
ドル表記です。Claudeの料金ページは、表示額は税別(税は別にかかる)と書いています。Notionの税の扱いは確認できていません。変わることがあります。
| サービス | プラン | 月額 | 確かめた場所 |
|---|---|---|---|
| Claude | Free | 0ドル | 料金ページ |
| Claude | Pro | 月払い20ドル、年払いは年200ドル(月あたり17ドル相当) | 料金ページ。ヘルプは月払い20ドルのみ確認 |
| Claude | Max | 月払い100ドルから(年払いの表示なし) | 料金ページ |
| Claude | Team | 標準席は月払い25ドル、年払い20ドル(1席あたり、2〜150席)。Premium席は月払い125ドル、年払い100ドル | 料金ページ |
| Claude | Enterprise | 1席あたり月20米ドル(年払い、最低20席)に加え、使った分をAPI料金で | 料金ページ |
| Notion | Free | 0ドル | 料金ページ |
| Notion | Plus | 1人あたり10ドル | 料金ページ |
| Notion | Business | 1人あたり20ドル | 料金ページ |
| Notion | Enterprise | 問い合わせ | 料金ページ |
Claudeの料金ページに、コネクタは各プランに含まれる、と書かれています。MCPという言葉は、この料金ページには出ていません。Notionの料金ページは「Pay monthly」と「Pay yearly」の切り替えがあり、年払いで最大20%お得と書いています。表示の数字が月払いか年払いかは、明記がなく、確認できていません。
向く人、向かない人
見立てです。向きそうなのは、Notionに調べものや企画のメモがたくさんあり、読んで整理する相手がほしい人です。Claudeで長い文章を扱うことが多い人にも合います。
向かなそうなのは、Notionのページ数が少ない人や、ページを自動できちんと整える作業を期待している人です。道具の一覧を見るかぎり、できるのは作る、直す、移す、複製するの範囲です。
つまずきやすい点
- 画面に「Customize」が見つからない:英語の公式ページに合わせて書いています。日本語の画面では確かめていません。
- 道具が多すぎて迷う:「Tool permissions」と、会話ごとのコネクタのオン・オフで、使うものだけに絞れます。
- 使い過ぎでエラー:Notionの文書によると、MCPは通常のAPIの呼び出し回数の制限を使い、道具を呼ぶたびに数えられます。制限に当たったら、同時の操作を減らして、あとでやり直す、と書かれています。具体的な回数は、書かれていません。
- Teamで他の人がつなげない:Ownerが組織に足していない、または各自のサインインがまだ、のどちらかです。
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。この記事は公式の文書を読んでまとめたもので、手順は文書から組み立てた想定です。
- Notionの開発者向けのページは、対応するクライアントとしてCodex、Claude Code、Cursorなどを挙げ、claude.aiのコネクタには触れていません。ClaudeのNotion紹介ページとNotionのヘルプ(Claude DesktopまたはClaude.aiに接続できると記載)は、Claudeに接続できると書いています。両者の説明の範囲が違う点は、確認できていません。
- ClaudeのNotionコネクタが、どのプランで使えるかを個別に示すページは見つかりませんでした(ClaudeのNotion紹介ページにも、プランの記載はありませんでした)。
- Claudeのヘルプは、自分で足したカスタムコネクタはAnthropicが確認していないので、信頼できる組織のサーバーだけにつなぐよう書いています。カスタムコネクタのヘルプには、悪意のあるMCPサーバーがClaudeに意図しない動きをさせる隠れた指示を仕込むことがある(プロンプトインジェクション)、と書かれています。Notionのページに外から取り込んだ文章が混ざっていても、AIが命令と取り違えるおそれがある、と見立てています。Notionに貼る外部の文章は、書き込みの許可と組み合わせないほうが安心です。
- 画面の名前は、英語の公式ページから書いています。ヘルプの構成は前回から変わっていて(たとえば、「コネクタを使う」のヘルプでは「Tool access」と「Tool permissions」になっていますが、カスタムコネクタのヘルプにはまだ「Search and tools」メニューの記述が残っています)、今後も変わることがあります。
- 料金は変わりやすいです。通貨名(Enterpriseを除き「$」表記)とNotionの請求の区分は、確認できていません。
- AIの答えは間違うことがあります。ページを書き換えさせたら、結果を自分の目で見てください。
出典
- Use connectors to extend Claude's capabilities(Claude Help Center、2026年10月22日確認)
- Get started with custom connectors using remote MCP(Claude Help Center、2026年10月22日確認)
- Notion connector(Claude、2026年10月22日確認)
- Pricing(Claude、2026年10月22日確認)
- What is the Pro plan?(Claude Help Center、2026年10月22日確認)
- Notion MCP(Notion Help Center、2026年10月22日確認)
- Notion MCP(Notion Developers、2026年10月22日確認)
- Get started with Notion MCP(Notion Developers、2026年10月22日確認)
- Notion MCP supported tools(Notion Developers、2026年10月22日確認)
- Pricing(Notion、2026年10月22日確認)
- Notion AI security practices(Notion Help Center、2026年10月22日確認)
更新履歴
-
2026年10月25日 書き方を直しました。
- 前:運営者が使っていないと読める書き方 → いま:「この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません」。公式の資料を読んでまとめた記事で、使い心地は書いていない、という意味に直した
-
2026年10月22日 公式の資料を読み直して、次の点を直しました。
- 前:Notionの道具の一覧に削除の道具は見当たらず、MCPでページを消せるかは未確認 → いま:削除の道具があり、最大20ページ(または20データベース)をゴミ箱に移せる。戻すこともできる
- 前:連携先まで探す検索はNotion AIが必要 → いま:BusinessかEnterpriseでNotion AIがあるプランが必要。コメントの更新・削除などの道具もBusinessかEnterprise向け
- 前:道具ごとの許可は、TeamとEnterpriseのOwnerが決め、個人は変えられない → いま:「Tool permissions」で種類ごと・道具ごとに選べる。個人のアカウントでの扱いは確認できていない
- 前:ファイルの添付は20MiBまで → いま:ローカルのファイルをアップロードする道具は、1回の方式で20MiBまで。それより大きいファイルは別のAPIが要る
- 前:Claude Enterpriseは1席20ドル(年払い) → いま:1席あたり月20米ドル(年払い、最低20席)。Team標準席には「2〜150席」の条件が加わった
- 前:Enterpriseの組織への追加は、OwnerがConnectorsで足す説明だけ → いま:「Add to your team」で足す手順に加え、1回の承認で組織全体につながる「Enterprise-managed auth」(ベータ)もある
